泉ちどり

夫婦あかり – 泉ちどり

歩けば人目が まぶしいと
かるく握った 手をほどく
うしろを振り向きゃ 恥しそうに
三歩離れて ほゝえみかける
そんなお前と そんなお前と
二人で生きる

ないないずくしの 四畳半
灯りひとつに 夢がある
洗ったばかりの エプロンしめて
子供みたいに よろこぶしぐさ
そんなお前と そんなお前と
二人で生きる

のめないお酒で ほんのりと
染めた目元が かわいゝよ
きょうから始まる 人生ですと
俺のこゝろを 泣かせるせりふ
そんなお前と そんなお前と
二人で生きる

人気の新着歌詞

ふたり静 – 泉ちどり

心の傷なら この俺が治してやるよと 抱いた人あなたの優しい 笑顔をのせた重さが嬉しい ひざ枕ふたり静の 花のよに春を待ちます 夢抱いて生まれた時から 出逢えると

海の女房 – 泉ちどり

時化(しけ)た海には 鳥さえ飛ばぬあんたの船も 帰らない私(うち)は… あんた…待っちょるたい… 待っちょるたい…暴風雨(あらし)に頬を 叩かれながら波止場に立

夫婦節 – 泉ちどり

観音様の 石段を一月(ひとつき)ぶりに 連れ添い上(のぼ)る死ぬまで生きる 定めなら死ぬまで 明日(あした)を 咲かせたい振り向けば すべて愛浮いて沈んで また

おんな舟 – 泉ちどり

掴めなかった やすらぎなんてひとりでいくら 捜しても流れ流され 浮世の岸でやっと見つけた 夢あかりあなたと一緒に しあわせの海に着きたい おんな舟不幸つづきの 

幸福いちもんめ – 泉ちどり

夕焼け小焼け 西の空明日(あした)もきっと いい天気洗濯ものを たたんだらごはんの支度(したく) 母ゆずりキンピラゴボウ やきざかなこうして今日(きょう)も 日

他人町 – 泉ちどり

倖せくれると 言った人信じて今日まで ついて来た妻という字を 夢に見て愛のよろこび 知ったのに今ははかない 他人町女が一人で 生きるには夜明けの明日は まだ遠い

惚れてます – 泉ちどり

夕立の 走り雨さっと上がった 夏の宵あなた 蚊遣りを ねえ焚きましょか誰にも負けずに 大事にすると言えば邪剣に 背をむけるそんなあなたに 惚れてます 惚れてます

しあわせ節 – 泉ちどり

幼馴染(おさななじみ)と お寿司屋で久しぶりねと 酌み交わすあっという間の 人生だけど花も咲かせた 実もつけました泣きの山葵(わさび)で 鮪(にぎり)が笑うふる

浜酒場 – 泉ちどり

舵を取らせりゃ 北海一と他人(ひと)の噂は 掛値(かけね)なし貴方(あんた)必ず 戻って来てねここが母港(ぼこう)の 浜酒場船を案じて 赤提灯に今日も願いの 灯

おんな坂 – 泉ちどり

糸川わたって 振りむく坂をわたしは名づけた おんな坂見えてくるのよ 振りむくたびに陰でささえた 人生が苦労をこえた 肩に散る梅の香りがあたたかいあなたの命に つ

温泉まんじゅう – 泉ちどり

ごぶさたしました 手みやげは娘が差し出す 温泉まんじゅう想い出ふくらむ ほのぼのと湯けむり湯の町 湯の駅で食べたね あの頃 懐かしいにごり湯 すまし湯 のんびり

いのち歌舟 – 泉ちどり

歌をいのちに 置き換えて生きてきました ひとすじに川の流れに 流されて泣いたあの日も 懐かしいいのち歌舟 漕ぎながら星が抱きつく 風の宿飛ぶに飛べない 川ちどり

黒潮度胸船 – 泉ちどり

度胸気立ては 父親ゆずり荒れて波立つ 黒潮育ちどんと乗り出す 室戸の沖にどうせ船乗り 風まかせ燃えて夢見る 度胸船海の鳥でも 夢さえあれば鳴いてはばたき しのん

浮雲日記 – 泉ちどり

浮世の風に 流されながら生きて来ました ただひとり女ごころのなみだ綴りの 浮雲日記掴(つか)んだはずの しあわせいつもうしろ姿の 影ばかり不器用だから 駆け引き

北のおんな節 – 泉ちどり

海で育った おとこ肌強いようでも やっぱり女風が肌身に 凍てつく夜はあんたを偲んで 郷里(くに)の歌唄えば涙が 溢れでてひとり今夜も エー夢を追うあんた恋しと 

おんな枯れすすき – 泉ちどり

わたしの身のうえ話には途ぎれ途ぎれの ギターが似合う捨てられて 捨てられて 冬を知りました雪になりそうな みぞれまじりの こんな夜はああ 人肌こいしい おんな枯

運命橋 – 泉ちどり

地図がないから 人生はどちら向いても 迷い道まして女の 細道はいつも手さぐり 夢さぐり浮き世の川を 越えるには渡らにゃならない 運命橋やっと掴んだ つもりでもま

おんな傘 – 泉ちどり

駅へあなたを 送りに来たが頬にみれんの 露しずくそつと斜めに 傾けるなみだ隠しの おんな傘雨はきらいな はずなのに今日は嬉しい 宵しぐれ好きになっては いけない

情炎三つの物語 – 泉ちどり

恋の深川 男のために罪を犯した お梅の運命(さだめ)惚れた男の 名を呼びながら河岸の柳に 夜風がからむ明治一代 一代女演歌情炎 三つの物語切れろ別れろ 芸者の時

おんなの終着駅 – 泉ちどり

手さぐりしても つかめなかった米つぶ程の しあわせもあきらめかけた そんな頃私に夢を くれた人線路も地図も ないけれどあなたが私の 終着駅よ世間の風の 冷たさ辛

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