沢口靖子

  • 潮騒の詩 – 沢口靖子

    さびしがりやほど ひとりが好きだと誰かが私を 笑っているけど男の子みたいに あぐらをかいて海から吹く風と 話してるのが好き わたしの髪の分け方変えてこっちが似合うと 潮風が吹いてくる 私 今まだ真珠 私 今まだ真珠海から吹く風と 話してるのが好き うつむいたら 足元しか見えないもんだからわたし 泣きながらでも泣きながらでも 前を見るの 泣いてるひとほど 海を見たがると誰かが私を からかうけれど涙を…

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