氷川きよし

小夜月 – 氷川きよし

幽かな小夜の 足音が聴こえる
木々の言の葉 私に影を塗る

零れ落ちてく 零れ落ちてく
泪は何処へと流れ 消えるのだろう
隠されてゆく 隠されてゆく
凛とした葉風が頬を 掠めてゆく

散りゆく花びら 私を慰める
小夜月 眼に滲ませる

泪は 雨となり 海となり
誰かを抱くのだろう
彼の月が 私へと 輝きを紡ぐ様に
例えこの手で 触れられずとも
例えこの声が 届かずとも
私はきっと 独りきりじゃない
私はきっと

移ろう時に 溜め息を預けて
答えなき問いの 答えを探してる

飲み込まれてく 飲み込まれてく
永遠に続く樹海の息吹 そのしじまに
彷徨うばかり 彷徨うばかり
夜明けを知る由もなくて 震えている

それでも私は 光を忘れない
小夜月 あなたを見上げれば

泪が 哀しみに 寂しさに
あなたを手招いても
宙高く 解き放つ 私が光になる

やがて小夜は明けて あなたを隠すだろう
私は二度と二度と二度と
恐れはしない

哀しみに 寂しさに
あなたを手招いても
宙高く 解き放つ 光を

泪は 雨となり 海となり
誰かを抱くのだろう
彼の月が 私へと 輝きを紡ぐ様に
例えこの手で 触れられずとも
例えこの声が 届かずとも
私はきっと 独りきりじゃない
私はきっと

人気の新着歌詞

足手まとい – 氷川きよし

足手まといだから 別れて行きますゆうべひとりきりで きめましたあなたにだまって 旅立つことは身をきるような身をきるような おもいですわかってくださいますねあなた

夜明けの十字路 – 氷川きよし

西陽の窓辺(まど)で 髪を梳(す)きそっとため息 ついた女(ひと)別れの予感が してたせいなのか呼んで…呼んで…呼んでみたって 帰っちゃ来ないけど愛が…愛が…愛

あの娘と野菊と渡し舟 – 氷川きよし

忘れないでと 小指をからめ見送(おく)ってくれた 船着場あんな田舎の ちいさな町で別れて何年たったろか…懐かしいなァ… 遠くなるほど 初恋のあの娘と野菊と渡し舟

ベイサイド・ブギ – 氷川きよし

潮風(かぜ)が今夜は 心に沁みる港灯りが にじんで揺れるひとつ 一目で惚れちゃったふたつ フラリとほだされた逢って行こうか 逢わずに行こうか逢えば泣かせる ベイ

ラブユー東京 – 氷川きよし

七色の虹が 消えてしまったのシャボン玉のような あたしの涙あなただけがいきがいなの 忘れられないラブユー ラブユー 涙の東京いつまでもあたし めそめそしないわシ

青春の城下町 – 氷川きよし

流れる雲よ 城山にのぼれば見える 君の家灯りが窓に ともるまで見つめていたっけ 逢いたくてああ 青春の 思い出はわが ふるさとの 城下町白壁坂道 武家屋敷はじめ

九段の母 – 氷川きよし

上野駅から 九段までかってしらない じれったさ杖(つえ)をたよりに 一日がかりせがれきたぞや 会いにきた空をつくよな 大鳥居こんな立派な おやしろに神とまつられ

黒百合の歌 – 氷川きよし

黒百合は 恋の花愛する人に 捧げれば二人はいつかは 結びつくあああ ーーー あああこの花 ニシパに あげようかあたしはニシパが 大好きさ黒百合は 魔物だよ花のか

なごりの波止場 – 氷川きよし

辛い別れの この淋しさを知るや知らずや 鳴くカモメ連れていけない 男の旅路せめて心は 置いて行く波が後引く なごりの波止場港伝いに ランプが点る忍ぶ心を 照らす

お月さん今晩は – 氷川きよし

こんな淋しい 田舎の村で若い心を 燃やしてきたに可愛いあの娘は 俺らを見捨てて都へ行っちゃったリンゴ畑の お月さん今晩は噂をきいたら 教えておくれよなあ憎い女と

望郷しぶき – 氷川きよし

波をかぶって 朝陽を浴びて育った身体は 軟(やわ)じゃない俺が選んだ 茨の道にきっと咲かせる 夢ひとつ待って待っていてくれ 望郷しぶき寄るな騒ぐな 未練の怒涛(

海沿いのふるさと – 氷川きよし

赤くひと刷毛 夕焼け空のとんびを追いかけりゃ ふるさとが見える刺し綱 浮き玉 小さな社祈るおふくろ 白髪も増えた帰ろかな 帰ろかな潮の匂いの ふるさとの町砂に寝

今夜も片想い – 氷川きよし

お馴染み横丁の 看板娘絣(かすり)の着物が 愛(あい)らしい可愛い笑顔に 逢いたくて暖簾をハラリと めくるけど惚れても…好きでも… 愛しても口下手…口説き下手…

きよしの銭形平次 – 氷川きよし

男いのちの 十手(じって)が燃える謎を追いかけ 八百八町花の花のお江戸を 銭が飛ぶ正直者を 泣かせる奴は俺ら平次が 許さねえ浮世からくり もつれた糸をちょいと湿

越後獅子の唄 – 氷川きよし

笛にうかれて 逆立ちすれば山が見えます ふるさとのわたしゃ孤児 街道ぐらしながれながれの 越後獅子今日も今日とて 親方さんに芸がまずいと 叱られて撥でぶたれて 

港が見える丘 – 氷川きよし

あなたと二人で来た丘は港が見える丘色あせた桜唯一つ淋しく咲いていた船の汽笛咽(むせ)び泣けばチラリホラリと花片(はなびら)あなたと私に降りかかる春の午後でしたあ

若いふたり – 氷川きよし

君には君の 夢があり僕には僕の 夢があるふたりの夢を よせあえばそよ風甘い 春の丘若い若い 若いふたりの ことだもの君には君の 歌があり僕には僕の 歌があるふた

有楽町で逢いましょう – 氷川きよし

あなたを待てば 雨が降る濡れて来ぬかと 気にかかるああビルのほとりの ティー・ルーム雨も愛しや 唄ってる甘いブルース あなたと私の合言葉「有楽町で逢いましょう」

夜のプラットホーム – 氷川きよし

星はまたたく 夜ふかくなりわたる なりわたるプラットホームの 別れのベルよさよなら さよなら君いつ帰るひとはちりはて ただひとりいつまでも いつまでも柱に寄りそ

獅子 – 氷川きよし

谷は千尋(せんじん) 獅子なれば父は我が子の 勇気を試す転がり落ちた その場所の硬さ冷たさ 手負いの痛さ語らず教える 親の愛獅子は百獣 王の王強くなければ 生き

Back to top button