水無月琴子(小菅真美)

たったひとつ – 水無月琴子(小菅真美)

たったひとつ うそをついた
ひとつだから 特別じゃない
大丈夫 すました顔でいよう それだけでいい

たったひとつ うそをついた
せつなくなるのは何故?
ごめんねって言える勇気のかわりに
飛び出した言葉

部屋中にころがしてる
居場所をみつけられないきもち
枕にしずめても大きくなるばかり

あした一番に会いにいこう
日差し抱きしめて会いにいこう
渡しそびれた こころのかけら
あなたに届けたい
手のひらにのせて

たったひとつ うそをついた
あなたには 気づかれてる?
好きだって言えない 唇がきらい
うらはらな想い

真夜中にぽかりうかぶ
月を眺めて閉じないまぶた
ひとりは長すぎて悲しくなるばかり

あした一番に会いにいこう
眠る街を抜け会いにいこう
まわりはじめた こころのじかん
あなたを捜して
朝を連れてきて

あした一番に会いにいこう
誰よりも早く会いにいこう
たったひとつの こころとかして
素直に伝えたい
ほんとの笑顔を
あなたに届けたい

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