水槽のクジラ

残暑に枯れゆく – 水槽のクジラ

純粋だった僕らは
汚れもしないままの青で
夏の匂いが合図みたいで
笑い合えていたんだっけ

正しく在れと教えて
くれたあなたのことを思い出す
揺られてたいと願ってしまうよ
残暑に咲いた、淡い花。

大切だったことでも僕らは忘れて
過ごしてしまうよね いつも
憧憬はもう酷く霞んだ

静かな 病室薄れながら 笑う
穏やかな 顔を美しいと 感じていた
萎れた、悲しい掌、掴んで
近付く 深い夢祈るように賛歌を

冷たくなる指、綺麗なままの身体、
夕に透けていく 肌ぼくはもう忘れない
夏が過ぎていく。
あなたが描いた花の絵、
愛しいなんて思っても
もう、届かない!

いつかはない、
いつかはない、
いつかはない、
いつかはない から。
祈っていたいよ まだ

人気の新着歌詞

綻ぶ夏を解いて – 水槽のクジラ

遠い夏の坂道 どこにもなくなってノスタルジアだけが 僕を許すこと本当の言葉を 隠しあう僕ら何にも変わらぬよう 口をつぐんでいるよ花が 青で 染まっていくよ屋上に

泡に帰す – 水槽のクジラ

なんにもないこの季節が過ぎたら海を見ようよ、って微笑んで言う横顔を思い出していた虹に醒めた目、憂いながら太陽が 照らす 素足のままで水に濡れていく 日々の泡とシ

飛べないこどもたち – 水槽のクジラ

君と笑い笑われ過ごした 日々はすり抜け白いマフラーは揺れる。僕は、変わることを望んだ同じ季節を、ただ繰り返さないように変わりたいから、繭になって。戻れないから、

からのそら – 水槽のクジラ

互い違う こころで上手いこと笑ってさわたしは上手に生きれてるなんて信じてた乾いた喉に生活を飲み干した胸に銃声を放つ冷たくなっていく花弁まぶしさにいつもかまけて誰

いずれまた春に – 水槽のクジラ

枯れてしまったね、さくらの花は。気付けば いつか互い違えて心の襞の中に隠した花弁もまた蕾になるくらいに遠い何処かで夢見ていたんだ。結んだ 海もほどけていってしま

Back to top button