水森かおり

  • 女ひとり – 水森かおり

    京都 大原 三千院恋に疲れた女がひとり結城(ゆうき)に塩瀬(しおせ)の素描(すがき)の帯が池の水面(みずも)にゆれていた京都 大原 三千院恋に疲れた女がひとり 京都 栂尾(とがのお) 高山寺(こうざんじ)恋に疲れた女がひとり大島つむぎにつづれの帯が影を落とした石だたみ京都 栂尾 高山寺恋に疲れた女がひとり 京都 嵐山(らんざん) 大覚寺(だいかくじ)恋に疲れた女がひとり塩沢がすりに名古屋帯耳をすま…

  • 瀬戸の花嫁 – 水森かおり

    瀬戸は日暮れて 夕波小波あなたの島へ お嫁に行くの若いとだれもが 心配するけれど愛があるから 大丈夫なの段々畑と さよならするのよ幼い弟 行くなと泣いた男だったら 泣いたりせずに父さん母さん 大事にしてね 岬まわるの 小さな船が生まれた島が 遠くになるわ入江の向うで 見送る人たちに別れ告げたら 涙が出たわ島から島へと 渡ってゆくのよあなたとこれから いきてくわたし瀬戸は夕焼け 明日も晴れる二人の門…

  • 京都の恋 – 水森かおり

    風の噂を信じて 今日からはあなたと別れ 傷ついて旅に出かけて 来たの わたしの心に 鐘が鳴る白い京都に 雨が降る後姿の あの人は今は帰らぬ遠い人 涙みせたくないの 今日からは一度離れた 恋なんか二度とはしたくない このまま死んでしまいたい白い京都につつまれて 恋によごれた女は 明日から白い京都の 片隅に想い出をすてるの想い出をすてるの 人気の新着歌詞 コーヒー・ルンバ – 水森かおり …

  • 木曽路の女 – 水森かおり

    雨にかすんだ 御岳さんをじっと見上げる 女がひとり誰を呼ぶのか せせらぎよせめて噂を つれて来てああ 恋は終わっても 好きですあなた湯けむりに揺れている 木曽路の女 杉の木立の 中仙道は消すに消せない 面影ばかり泣いちゃいないわ この胸が川のしぶきに 濡れただけああ 恋は終っても 逢いたいあなた思い出のつげの櫛 木曽路の女 明日は馬籠(まごめ)か 妻籠(つまご)の宿か行方あてない 女がひとりやっと…

  • 江の島悲歌 – 水森かおり

    恋の片瀬の 浜千鳥泣けば未練の ますものを今宵嘆きの 桟橋の月にくずれる わが影よ 哀れ夢なき 青春を海の暗さに 散らす夜君は遥るけき 相模灘漁り灯よりも 遠き人 さらば情けの 江の島のみどり哀しき わが恋よ南風(ハエ)の汐路の 流れ藻(も)に明日は真白き 花と咲け 人気の新着歌詞 コーヒー・ルンバ – 水森かおり 昔アラブの偉いお坊さんが恋を忘れた あわれな男にしびれるような 香りい…

  • 友禅流し – 水森かおり

    雪はまだ 河原に白く指を切る 水のつめたさ加賀の金沢 浅野(ふた)・犀(つ)の流れ明日をさがして さまよう恋にいのち華やぐ 夢染めて春を呼ぶ 春を呼ぶ 友禅流し 露草で 描いた恋の行くすえは 水に流れるこれがさだめか 紅殻格子(べにがらごうし)慕う女の こころのようにゆれて揉まれる 絵模様のかなしくも 美しい 友禅流し 城下町 肩先さむくひとり行く 水のたそがれかすむ白山 夕山ざくら夢も望みも ぼ…

  • 長崎の鐘 – 水森かおり

    こよなく晴れた 青空を悲しと思う せつなさようねりの波の 人の世にはかなく生きる 野の花よなぐさめ はげまし 長崎のああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ別れてひとり 旅立ちぬかたみに残る ロザリオの鎖に白き わが涙なぐさめ はげまし 長崎のああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて更けゆく夜の 月澄みぬ貧しき家の 柱にも気高く白き マリア様なぐさめ はげまし 長崎のああ 長崎の鐘が鳴る …

  • 雨の御堂筋 – 水森かおり

    小ぬか雨降る 御堂筋こころ変りな 夜の雨あなた あなたは何処(どこ)よあなたをたずねて 南へ歩く 本町あたりに あなたはいると風の知らせを 背中で聞いてこんな 女がひとり探していたことを 誰かつたえて ああ 降る雨に泣きながら 肌(み)をよせて傘もささず 濡れて夜の いちょう並木は 枯葉をおとし雨の舗道は 淋しく光るあなた あなたのかげをあなたを偲んで 南へ歩く ああ 降る雨に泣きながら 肌(み)…

  • 恋路海岸 – 水森かおり

    愛しくて 愛しくて寄せては引く波を見てた忘れたくて 二人のことすべてを恋路は霧雨の中 遙かなる冬の浜辺幻とたたずむ駅潮風 赤錆びた鉄格子無人の待合室むきだしの樹々の肌とカタカタと黒い電車 古都(まち)を出て北へのぼる想い出だけ重ね着してしだれ柳 なぐさめるように能登路は雨にかすむ 夕暮れに追われながらこの場所へたどり着いた湯煙り ストーブの向こう側震える海岸線愛しくて 愛おしくて寒流に空も凍る せ…

  • 旅愁 – 水森かおり

    あなたをさがして 此処まで来たの恋しいあなた あなた 今何処に風にゆれ 雨に濡れて恋は今も今も燃えているのに ああ…白いほほえみも うしろすがたも遠い夢の中 あなたはいない わたしの夜空に 星は見えないあなたに逢える 逢える その日まで鳥は飛び 鳥は帰るそれはいつもいつも花の咲く頃 ああ…白いほほえみも うしろすがたも遠い夢の中 あなたはいない 人気の新着歌詞 コーヒー・ルンバ – 水…

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