水木ケイ

千日前ラプソディー – 水木ケイ

何はなくても 恋の
花が咲くのが 浪花
おもろい花も さみしい花も
咲き乱れる 恋の街
あんたもアホやろ うちかてアホや
水掛け不動に 願掛けすれば
月も笑ろてる 月も笑ろてる 千日前よ
ランランラン…
…ランララ ラララララーン

何はなくても 根性
根性あるのが 浪花
エビス 大黒 ビリケンさんも
涙ふくふく 福の神
あんたもアホやろ うちかてアホや
こころ合せて「ド根性」見せよ
若いふたりの 若いふたりの 千日前よ
ランランラン…
…ランララ ラララララーン

何はなくても 夢が
夢があるのが 浪花
泣いてもいっしょ 笑ろてもいっしょ
生きてるだけ 儲けもん
あんたもアホやろ うちかてアホや
赤い灯 青い灯 大阪あかり
影も寄り添う 影も寄り添う 千日前よ
ランランラン…
…ランララ ラララララーン

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最終列車で翔んでくわ – 水木ケイ

しあわせそうでは なかったとあなたの噂を 耳にした信じて待つのも ぐらつき始めこの駅来るのも 何度目でしょう耐えられそうにも ない私最終列車は 今日も出る愛して

お別れ出船 – 水木ケイ

もういちど もういちど夢を見たって いいじゃないもういちど もういちど恋をしたって いいじゃないなぐさめカモメと 浮き燈台が波の向こうに ゆらゆら ゆらり涙は預

恋うさぎ – 水木ケイ

掛けたまんまの あなたのシャツに袖を通して うずくまる西日の差しこむ 六畳二間しあわせ集めて 暮らしてたのにこんなに広い 囲いの中で待つしかできない 恋うさぎ薄

母娘十年 – 水木ケイ

初めて母に 逆らいました夢を支えに 生きると決めて親の役目は ここまでとホームの影(かげ)で 佇(たたず)む母が瞼(まぶた)から 離れないあれから十年 ちぎれ雲

未練船 – 水木ケイ

船が着くたび 港に走る馬鹿な女と 鴎が笑う嘘をつくよな 人じゃないあなた待ちます 待ちますあなた戻る港を 忘れたかひとり桟橋 未練船きっと帰るの あの約束を思い

千日前ラプソディーPARTII – 水木ケイ

夢にはぐれて ひとり恋にはぐれて ひとり御堂筋から 道頓堀へ泣きぬれる 恋の街あんたもアホやろ うちかてアホやグリコのネオンに アカンベーしたら月も笑ろてる 月

海椿 – 水木ケイ

好きよ 好きよ 好きよ 好きよ好きよ 好きよ 好きよ 好きよ好きなのよ好きよ 好きよ 好きよ 好きよ好きよ 好きよ 好きよ 好きよ好きなのよ波が噛む 岩を噛むわ

あれから三年たちました – 水木ケイ

倖せでした さよならの一言 私 聞くまでは情なし木枯らし しみる夜つないだ手と手 ほどいた男をバカね バカね バカね バカね 今も憎めないあれから三年 三年たち

恋のドンパン節 – 水木ケイ

ドンドン パンパア ドンパンパンドンドン パンパア ドンパンパンドンドパッパ ドンドパッパ ドンパンパンきれいなバラには トゲがある素敵な男(ひと)には 嘘があ

魚市場のおんな – 水木ケイ

浜の桟橋 朝焼けに入船大漁で 女衆(おんな)がさわぐだけどあんたの 声はない波がさらって もう三月(みつき)魚市場(いさば)のおんなは 涙を見せぬ泣いたら背中の

港宿 – 水木ケイ

別れに差し出す 指先を汐路(しおじ)に目をやり 噛(か)んだ人泣けそうな 愛しさに 過ごした夜は夢を残した 港宿嗄(か)れた汽笛の 寂しさに思いあぐねて 女が指

愛は時の悪戯 – 水木ケイ

あなたの香り 染まる街春の訪れくるように 星に願いを捧げてもどんな時でも 悲しみがわたしの身体に 降りかかり過ぎ往く過去が 遠ざかるのよあーぁ 愛の強さで 素敵

騙しちゃ駄目よ – 水木ケイ

熱い嘘なら いいけれど冷めた嘘なら ごめんだわばれなきゃ続く 距離(みち)でさえ遠くへ歩いた 影法師尽くした貴方に 悔いはない騙しちゃ駄目よ 騙しちゃ駄目よ 夜

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