武藤有砂

鳥の旅 – 武藤有砂

人の群れにまぎれ一人たちつくせば
今生きてることを鼓動だけが教える

小さな胸抱いてこうして歩き出したの
その向こうに何かを求めるから

群れからはぐれた鳥のように
行き場のないあたしがいて
それでも悪くはないと
今日も羽を休める

まわりのスピードに疲れうずくまれば
見慣れた夕焼けがそっと胸をなでる

誰も導いてくれない旅の行方
だから自分の時間で探し出すの

独りで生まれて独りで消えてくいつの日か
その儚い時間を抱いて今日も羽を休める

「見えないモノさえも見えるように変える力、どこかにある」と、鳥が唄う

求められること、求めること
繰り返してゆくだけで
あたためた想いは
いつも輝かせてくれる

独りで生まれて独りで消えてくいつの日か
その儚い時間を抱いて今日も羽を休める

群れからはぐれた鳥のように
行き場のないあたしがいて
それでも悪くはないと
今日も羽を休める
今日も羽を休める
今日も羽を休める・・・・・

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