失った未来と真実と引き替えに
この街の矛盾と嘘を教えてあげる
欲しかったものは全て手に入れたから
死神の逆鱗に触れてしまったそれだけ
干からびたパンと葡萄酒とわずかな祈り
枯れ果てた眼にうつるものは何も無い
「うしろの正面だあれ?」
鉄格子の窓から呼び止める
気配に懐かしさをおぼえ
賽を待つ あてのない
空の蒼さには 届かないから
足元に転がる 首
歳を待つ あてのない
空の蒼さには 届かないから
振り返ることもなく 進め
今は 叶わない
正しさも 願いも
心に秘めて いつか
変えてみせる
見届けて 私の行く末を
頭上には 鉄の頂が
憶えていて 私の生き様を
街の灯が 滲んでひとつになる
悲鳴と拍手喝采を浴びて
魂を天に託した
人気の新着歌詞
スーサイドスター – 武田理沙 水面の虚像に魅了されている滑稽な生き物流刑地で果てるとびきりの笑顔で酔いしれる悲劇紙一重さお前の美しい錯誤路地裏で名も無きがらくたの山を抱えて今日も踏みにじる人
ゼロと無限のQ明 – 武田理沙 明け方に訪れる当たり前の風景はひとひらの影を成す透明な濁りのように酸素を奪う訳もなく 泣き叫んでいた低く唸るざわめきが確かに聴こえる果てなく広がる存在の尊さに赦
揺らぎ – 武田理沙 蒼くささめく枝の合間を冷たい灰色の砂で縁取る世界の秩序は平面に保たれて移ろう存在を消し去るように彼女は、遠く離れた異国の春を想う いつの間にか日は傾き――探さな
深海魚 – 武田理沙 突然にないた 風見鶏時計の針は 意味をなくして 歪む景色が見たいと 窓際に座った君は 魚になって 泳ぐ夢は落ちる姿を変え今夜新しく瞼を開ける知らない他の誰かが言
組曲「薬疹」 – 武田理沙 第一楽章「紅斑」どうしてこの使命を与えられたの一度も望んだことなんてなかったのにどうして歩み寄ることなく闘うの一人瓦礫の山を見送って醜い醜い体の中 這い回る変色
沈める月 – 武田理沙 翡翠の欠片を一雫誰か呼んでいるね低い空は溶け始めている宵へ戯れて綺麗な花冠だけ集めて注ぐコーラルレッドその憂いを唇に当てる十字を刻む腕途絶える足音ざわめく祭壇声
HEADSHOT – 武田理沙 いつか見た前世の回転体無形の偶像に翻弄され破滅を受け容れた歪みと化し神をも冒涜したこの身体預言の流星ジオメトリー描いて咎人の眉間をつらぬいてしまう永遠の制裁をあ