肩につめたい 小雨が重い
思いきれない 未練が重い
鐘が鳴る鳴る 哀れむように
馬鹿な女と 云うように
京都から 博多まで あなたを追って
西へ流れて 行く女
二度も三度も 恋したあげく
やはりあなたと 心にきめた
汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに
沈む気持を ふり捨てて
京都から 博多まで あなたを追って
恋をたずねて 行く女
京都育ちが 博多になれて
可愛いなまりも いつしか消えた
ひとりしみじみ 不幸を感じ
ついてないわと 云いながら
京都から 博多まで あなたを追って
今日も逢えずに 泣く女
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ここでいっしょに 死ねたらいいとすがる涙の いじらしさその場しのぎの なぐさめ云ってみちのくひとり旅うしろ髪ひく かなしい声を背でたちきる 道しるべ生きていたな
おんな港町どうしてこんなに 夜明けが早いのさそれじゃ さよならと海猫みたいに 男がつぶやいた別れことばが あまりにもはかなくて忘れたいのに 忘れられないせつない
「つれて逃げてよ…」「ついておいでよ…」夕ぐれの 雨が降る矢切りの渡し親のこころに そむいてまでも恋に生きたい 二人です「見すてないでね…」「捨てはしないよ…」
いつものように 幕が開き恋の歌 うたう私に届いた報せは 黒いふちどりがありましたあれは三年前 止めるあなた駅に残し動き始めた汽車に ひとり飛びのったひなびた町の
小ぬか雨降る 御堂筋こころ変わりな 夜の雨あなた… あなたは何処よあなたをたずねて 南へ歩く本町あたりに あなたはいると風の知らせを 背中で聞いてこんな… 女が
酒を飲めない女は可愛い酒を飲んでる女は二度可愛い金の苦労はさせないつもり涙ひとつぶ泣かせないシワのひとつも 出来たなら訳はさておき 俺の罪女ひとり 幸せにもでき
初めての人が あなたならいいとずっと夢見てた だけど違ったのあてつけに恋して 誰かを傷つけた痛い目見てやっと 気づいた馬鹿なあたしあかんあかん こんな恋なんかあ
ふられたぐらいで 泣くのはあほや呑んで忘れろ 雨の夜は負けたらあかん 負けたらあかんで東京に冷めとない やさしい街や道頓堀は未練捨てたら けじめをつけてきっぱり
星よりひそかに 雨よりやさしくあの娘はいつも歌ってる声がきこえる 淋しい胸に涙に濡れたこの胸に言っているいるお持ちなさいないつでも夢を いつでも夢を星よりひそか
飲めと言われて 素直に飲んだ肩を抱かれて その気になった馬鹿な出逢いが 利口に化けてよせばいいのに 一目惚れ浪花節だよ 女の女の人生は嘘は誰かが 教えてくれる恋
白樺 青空 南風こぶし咲くあの丘北国の ああ北国の春季節が都会では わからないだろうと届いたおふくろの 小さな包みあの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな雪どけ せせらぎ
ドアを細目に 開けながら夜更けにアイツが 帰ってくる蛇口に顔を 近づけて水飲む音が 聞こえてくる言い訳繕う その前にやさしさ装う その前に聞いておきたい事がある
無理して飲んじゃいけないと肩をやさしく抱きよせたあの人どうしているかしら噂をきけばあいたくておもいで酒に酔うばかりボトルに別れた日を書いてそっと涙の小指かむあの
次の 北国行きが 来たら乗るのスーツケースをひとつ 下げて乗るの あー何も貴方は知らないの この街と別れるの明日 貴方にお別れの 手紙が届くわきっといつも「別れ
笑っちゃうくらい ダメなあんたに今惚れたのが運命(さだめ)すべてうっちゃり 地獄の果てまでも愛しい男(ひと) 腕ん中ぎゅっと抱きしめつぼみのように大切にそうあた
あんな男と 言いながらあんな男が 忘られぬネオンのにじむ窓夜ふけて雨がふるあなた寒いわ 抱きしめてあーあああ 夢に泣く大阪ブルースいっそひとりが 気楽さと笑う目
夕陽に染まる校庭夢を語りあった日のえがく未来にいま私 たたずんでいる卒業してからあなたと離れてしまったけど青春の頁(ペイジ)栞(しおり)はさむようにつらいとき
通(かよ)い小町(こまち)は 思いのままにあなたひとすじ 愛します大盃(おおさかずき)に 朱鷺(とき)の舞(まい)ゆれる月影(つきかげ) 田子(たご)の浦(うら
私は弱い 女ですあなたがいないと 駄目なのよだからお願い 傍(そば)においてね叱らないでね やさしくしてね燃える女の 心ひとすじあゝ純情あなたについて 行けるな
未練 未練 未練大人になれないままつらい つらい 恋の終幕を迎えた幼なごころに ひとしずくのあなた 受け入れたわ生きる希望を失ったわあ~あ ひとりぼっち悲しみに