歌恋

  • 京おんな – 歌恋

    比叡おろしに花が舞うまるで私を笑うよにあなたの心を知った時思わず出ました 京言葉京の女はひつこいでほれたら一生切れへんで言った私の目に涙 目に涙 三条通りのざわめきも今の私に白黒映画あなたの別れを聞いた時思わず出ました 京言葉京の女は嘘つきや好きな男は他にもおるで言った私の目に涙 目に涙 京都の駅にベルが鳴る東京へ急ぐベルが鳴るあなたにかくれて送ります思わずつぶやく 京言葉京の女はみれんやねうちは…

  • 愛が少しだけ – 歌恋

    元気でいるかと尋ねた表情(かお)に愛が少しだけ残っていたね何にも言えずにただうなずいたざわめきに肩を押されながら 時間の波に洗われ憎しみももう 姿消したけど あの頃の愛を 憶えてますかあの頃の涙 許してますか一度好きになった人のことは全部きらいになれないよね どうしているのと微笑みかえす夢を少しだけ叶えたんだね何度も抱かれたその胸元にいまはネクタイがとても似合う 遠くなってくあなたにまた会おうねと…

  • 螢の娘 – 歌恋

    暗闇の 人生に夢を灯し 生きるママ苦い水 ああ飲んでもいつも輝いて大好き 大嫌い こころ揺れるけどああ 気がつけばああ 私は 螢の娘果てしない願いを 胸に灯して 抱きしめて 欲しかった私はまだ 子供です家出して ああ分かった守られてたことママなんて 大嫌い 背中向けたけどああ 同じ道ああ えらんだ 螢の娘強がりの私は ママに似てます …悲しいことが 多かったのにあたし 明るい子って よく言われるき…

  • 女からっ風 – 歌恋

    惚れた弱みと 言うけれど惚れて女は 強くなります私いつでも 恋女言わぬが花でも 言わないと通じない女からっ風 駄目でもともとよ びしょ濡れの心も乾かす風になる痛い目見てたって笑って吹いてます女からっ風 ヤマトナデシコ 気取っても負けず嫌いが バレバレですね本気負けん気 一本気なみだを武器には したくないする気ない女からっ風 泣くときはひとり 誰かの悲しみを乾かす風になる人より泣いたぶんやさしく吹い…

  • 帰ってこいよ – 歌恋

    きっと帰って 来るんだとお岩木山で 手を振ればあの娘は小さく うなずいた茜の空で 誓った恋を東京ぐらしで 忘れたか帰ってこいよ 帰ってこいよ帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで遊んだ頃が なつかしい気立てのやさしい 娘だったよお前の嫁に 欲しかったねとおふくろ今夜も ひとりごと帰ってこいよ 帰ってこいよ帰ってこいよ 可愛いあの娘の 帰る日をお岩木山で 今日もまた津軽の風と 待っている忘れはしまい …

  • 人生いろいろ – 歌恋

    死んでしまおうなんて悩んだりしたわバラもコスモスたちも枯れておしまいと髪をみじかくしたり強く小指をかんだり自分ばかりをせめて泣いてすごしたわねぇおかしいでしょ若いころねぇ滑稽でしょ若いころ笑いばなしに涙がいっぱい涙の中に若さがいっぱい人生いろいろ 男もいろいろ女だっていろいろ 咲き乱れるの 恋は突然くるわ別れもそうねそして心を乱し神に祈るのよどんな大事な恋も軽いあそびでも一度なくしてわかる胸のとき…

  • あなたにあげる – 歌恋

    幼なごころに いとしい人の胸に抱かれる 夢みて泣いたいやよ いや いや子供じゃないわ可愛いだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝ あなたの 私になりたいの 長い黒髪 とかれて散って膝で甘える その日を待つの嘘よ 嘘 嘘指さえ触れぬきれいなだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝ あなたの 私になりたいの 好きになっては いけないならばなんで逢わせた こうまでさせた駄目よ 駄目 駄目子…

  • 夜桜お七 – 歌恋

    赤い鼻緒がぷつりと切れたすげてくれる手ありゃしない置いてけ堀をけとばして駆けだす指に血がにじむさくら さくら いつまで待っても来ぬひとと死んだひととは おなじことさくら さくら はな吹雪燃えて燃やした肌より白い花浴びてわたしは 夜桜お七さくら さくら 弥生の空にさくら さくら はな吹雪 口紅をつけて ティッシュをくわえたら涙がぽろり もひとつぽろり 熱い唇おしあててきたあの日のあんたもういないたい…

  • 東京娘 – 歌恋

    おじさん 好きならば夢の中 今おじさん どこまでも連れてって 今きらめく恋の夜 ゆれてるあなただけ今晩わこれから これから 二人はどうなるの教えて 教えて 愛のゆくえをおじさん ちょっぴりの倖せが好き恋する東京娘 おじさん 悲しいの 少しだけ 今おじさん 何もかも忘れたい 今夜更けの雨の窓 切なくあなただけ今晩わいい娘の いい娘の 真似していいかしら心が 心が とても寒いわおじさん 想い出を美しく…

  • 津軽海峡・冬景色 – 歌恋

    上野発の夜行列車 おりたときから青森駅は 雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけを きいている私もひとり 連絡船に乗りこごえそうな鴎見つめ 泣いていましたああ 津軽海峡・冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと見知らぬ人が 指をさす息でくもる窓のガラス ふいてみたけどはるかにかすみ 見えるだけさよならあなた 私は帰ります風の音が胸をゆする 泣けとばかりにああ 津軽海峡・冬景色 さよならあな…

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