橋爪もも

ヒーロー – 橋爪もも

暖かい土と 湿った草花
無限の可能性と期待 生まれる前のもっと前
ヒーローにだってなれる

僕には極限状態が好ましい 悲しいのは浸りたいだけ
歪んだ思考は 流動し続ける無限のサイクル

どこにも当てようのない感情
誰かのために生きてきたけれど
本当は きっと誰もが求めている

常識の目に晒されて 規範がどんどん狭くなる
捨てきれない自己の形成のため 不可欠なもの

夢 思い出 決意 憧れ 僕のために居た君

明日はもっとなんて思わせて 朝は残酷だ
目をつむった 無責任な昨日の自分
ヒーローにだってなれると思っていた

思っていた

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願い – 橋爪もも

あまりに激しく泣くから 僕は黙って見守ったいつになったら彼女は自分を許せるのだろうか気にしてないよ 僕は気にしてないから明日の予定は一人言 寂しさを紛らわすため

小さな声 – 橋爪もも

閑静な町が 静かに歪んでいった夕暮れあなたの孤独に巻き込まれ 私はあの日死にました寂しがらないようと未遂をした 母に声を届けたくて耳鳴りのような音しか出せない私

私の涙で咲いた花 – 橋爪もも

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ドッペルゲンガー – 橋爪もも

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独身 – 橋爪もも

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夢現 – 橋爪もも

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自己愛性障害 – 橋爪もも

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リセット – 橋爪もも

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内包された女の子 – 橋爪もも

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公然の秘密 – 橋爪もも

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甘い娘 – 橋爪もも

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本音とは醜くも尊い – 橋爪もも

駅員に押し込まれて 両手上げて踏ん張った足は 誰かの足を踏む大勢で見繕ったモラルの上を歩けば とりあえずまともに見えるようだ真っ暗で雑然としたこの部屋 真冬でも

天国への土産話 – 橋爪もも

大げさかもしれませんが あなたが生きているそれだけで嬉しいのあなたのすべてを肯定したい怒り 嘆き 理不尽な拳 頭に流れ込む人を歪ませるには十分な外聞 世界は自分

バレリーナ – 橋爪もも

ひらひら舞うバレリーナ 終わりを渇望しながら踊る消えそうで泣きそうな 少女を救いたかった浴槽で丸まる少女は 膨らむ頭 下がる体温と腕を上げれば固く閉じる震える瞼

今更 – 橋爪もも

全てが青く透き通り 万能感に満たされた日々素直に生きたし拒絶も出来た そんな記憶は薄れる仕組みたまの贅沢 飯 睡眠 仕事と 自己嫌悪にまみれた日々鈍った心を動か

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