槇原敬之

悲しみは悲しみのままで – 槇原敬之

君が今どこに居て
幸せにしているのか
何も変わらず心配してる
そばに居ても居なくても
例え憎まれ口でも
返事が返ってきた
あの頃がどんなに幸せだったか
今頃気づく

してやれる事をしても
後悔は必ず来る
好きだったものを供えた
祭壇に線香の煙

悲しみは悲しみのままで
胸に抱いて歩く方が
君と一緒に歩いている
気持ちになれるのかな

君が今どこに居て
幸せにしているのか
何も変わらず心配してる
そばに居ても居なくても
僕の居ない間に君が
旅立ったその理由は
最後に見る僕の顔を
笑顔にしたかったのかな

ラジオから流れる歌
君も好きだった歌
そんな些細な事だけで
分かりあえる事もあるから

同じ悲しみを抱えている
孤独な誰かがもし居たら
その気持ちを知っていると
言ってあげたいと今は思う

悲しみは悲しみのままで
胸に抱いて歩く方が
君と一緒に歩いている
気持ちになれると知ったから

君と同じ名前がついた
悲しみと歩いて行こう

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