椎名林檎

  • 私は猫の目 – 椎名林檎

    弱り目祟り目当たり前 世知辛いなんちゅうカタストロフィーよ!鵜の目鷹の目で網の目 洒落臭い尚なお詰んでジエンド?腹の虫が治まらない溜めに溜めた呪いの念手目が上がるぜ意趣返し今ここで会ったが百年目野郎め天誅だい参ったか目には目を血で血を洗え煩えど本業を飽くまでも遣り上げ続けましょう…ご尤も人の噂などたった二ヶ月半頬赤らめ惚れた欲目 分かるまいしょっちゅうアストロロジーを!疲れ目霞み目光らせて 情けな…

  • さらば純情 – 椎名林檎

    行ったままで決して帰れない僕らそう一方通行だったんですやり直ししたくても留まっていたくても往々覆水盆に返らず先生善意はいつか汲み合えるってねえ額面通りほんとですかこの世でたったひとりに誓う節操さえほぼ蔑ろみたいでした愛し合う術をかつて知っていた僕ら現に黙していたんですか言葉を生むたびに眠らせた勘はちょっと覚醒させたいですが先生もっと前に説いて欲しかったです突然今更遅いでしょう尽くした結果報われる言…

  • 唄 – 椎名林檎

    Don’t know why I’m even here getting oldThink I may go crazy just to feel my own soul [Nerves shot, heart is pounding out ringing a bell of warning] Get lost chasing shadows then I call yo…

  • ワインレッドの心 – 椎名林檎

    もっと勝手に恋したりもっと Kiss を楽しんだり忘れそうな想い出をそっと抱いているより忘れてしまえば 今以上 それ以上 愛されるのにあなたはその透き通った瞳のままであの消えそうに燃えそうなワインレッドの心を持つあなたの願いが かなうのに もっと何度も抱き合ったりずーっと今夜をゆれ合ったり哀しそうな言葉に酔って泣いているよりワインをあけたら 今以上 それ以上 愛されるのにあなたはただ恥らうよりてだ…

  • 公然の秘密 – 椎名林檎

    どこからか漂う 美味しそうな匂い逃れらんないの一旦嗅いだら最後よくらくら蹌踉けちゃう 拐かす匂い秘密という名で評判のフレーバーよ秘すれば花ね本当噂通りで堪んない自分を誑し込んだ本体突き止めたいほらご覧隠したってみえみえ…嘘を乗せたトップノートああ近いようね初々しいバニラ そう甘やかでしょとろとろ蕩けちゃう 抱え切れぬ恋秘密といういま流行のフレーバーの主に成り果てて噂立ったら堪んない自分を化かし通し…

  • 鶏と蛇と豚 – 椎名林檎

    Thinking of sweetness, stuffed myself even moreAfraid it’d run out, had to get even moreDripping with honey, ran to store even moreGorging, got nauseous, vomited everywhere I thought that full w…

  • マ・シェリ – 椎名林檎

    (かわいいかわいいかわいい人。 ねえ教えて私はだれ私はだれ?だってあなたは私の鏡だもの。 とびきり美しい美しい美しい。ねえ教えて愛してる愛してる? おお、私はあなたの鏡だった。かわいい人。) 泣き虫で笑い虫。おまけに性急なあなた。お帰りなさい。大丈夫、ちゃんと事実ばかり見ている。穏やかで理性的。目利きで平等なあなた。おつかれさま。大丈夫、今日も人はそう評価したから。ああ、わかさっていやに敏感。恥す…

  • ジユーダム – 椎名林檎

    お早う下ろし立てのときをどうしようか一切合財全部からきし未定わーい遊ぼう思い切り寝て食べて飲んでたのしいおいしい頓知 太く長く行こう人生まあ生きていりゃいろいろあるけれど幸せにならなきゃ落込んだら次回はみんな順番に笑おう 楽して得しよう人生まあ生きていりゃいろいろあるけれど正直にならなきゃそう最後にはきっと一つしか選べない 支店力点作用点合点お金よりも頓知を 敵か味方か勝ちか負けかを決めた瞬間急に…

  • あの世の門 – 椎名林檎

    It is neither dark here nor lightI see a faint soft white, white, whiteLacking all gradationCould such a source of light even exist?I’m alone, this I knowNo time flows, smell iron everywhere May…

  • TOKYO – 椎名林檎

    同じ夢で目覚めた。なぜ今また昔の男など現れる。眉や目でさえ憶えていない相手じゃ遥か朧の月。曖昧模糊。そんな顔を見て過ごしていた、妙な場面。夢は十中八九晴れ模様清々しく。精々願望を映し出しているようで、莫迦に幸せそうに燥いでいたっけ。ああしんどいわ。頭のみ冴えている。どことも誰とも繋がらないこの命。ああ重いわ。持て余した自我。急いで夢の途中に戻して。起きていたくない。 微熱を帯びた瞼が居直ると、現の…

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