椋忠治郎

津和野城恋歌 – 椋忠治郎

雲海(うんかい)に浮かぶ 山城(やまじろ)
街道沿いで 君は指を差す
辿れば遠く 青春は
木漏れ日揺れる さんぽ路
けれど…君はもういない
晩秋 冬枯れ そして春

戦国の歴史 残して
鷺舞(さぎま)い舞えば 響く鐘の音
今年もきっと 旅人で
にぎわい見せる 城下町
けれど…君はもういない
白壁 掘割り 花菖蒲

城跡(しろあと)の遥か 眼下に
石州瓦(せきしゅうがわら) 君の在りし家
鴎外(おうがい)詩集 ひらく手に
野菊をそっと 添えたひと
けれど…君はもういない
晩秋 冬枯れ 巡る春

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花ぼうろ – 椋忠治郎

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漁火しぐれ – 椋忠治郎

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