森若里子

女・紙芝居 – 森若里子

先に惚れたら 女は負けだと
人生芝居 泣き笑い
運命の糸が 結んだ人は
苦労話に すぐホロリ
人情話に またホロリ
そうさコロリとだまされ 浮き世の餌食
それでもアンタ この世でたった一人だけ
惚れた男は アンタ一人なの

所詮この世は キツネとタヌキが
二人でめくる 紙芝居
小指の糸も 時には絡む
バカな喧嘩を またひとつ
アホな強がり またひとつ
そうさ絶対今度は 別れてやると
それでもアンタ この世でたった一人だけ
惚れた男は アンタ一人なの

幕が上がれば いつかは終わると
人生芝居 決まりごと
縁の糸は 一生一度
アンタ旅立つ その日まで
一人ぽっちに させないと
そうさ弱虫アンタが 心配だから
今でもアンタ この世でたった一人だけ
惚れた男は アンタ一人なの

人気の新着歌詞

浮舟の宿 – 森若里子

恋の行方を 追いながらふたり旅ゆく 忍ぶ川何処へ行こうと あなたと生きる夢の岸辺が あればいい明日を水の 流れにまかす浮舟ゆれる 月の宿窓をゆらして 風が鳴る溶

恋の花 – 森若里子

涙で枯れた 恋もある咲かずじまいの 恋もあるむせび泣き すすり泣き しゃくり泣き泣いた数だけ 恋があるそれでもいいの もう一度咲かせてみたい 恋の花心の傷を 怖

夫婦愛 – 森若里子

聞こえるかい おれだよ聞こえますとも…あなたおしどり夫婦と いわれたい夢の船出の 始まりでした相々傘の 絆みちほしいものは あるかいせめて我が家で…あなたふたり

鳩のいる港町 – 森若里子

鴎にまじって 育った鳩は自分を鴎と 思ってた木の実を拾わず 鰯を餌にやがて鴎に 恋をして添えない運命に めぐり逢うそんな女の お店がひとつぽつんと灯りを 点す港

泣き砂伝説 – 森若里子

ひとりぽっちが 好きなのと無理に笑って みたけれど踏めばシクシク 泣く砂は私の心の 音なのか背のびしただけ つらくなる赤い夕日の 琴ヶ浜昔、平家(へいけ)の落人

ふるさと抄 – 森若里子

蚊帳(かや)に 蛍をあそばせていつしか眠った 子供のころよ母の豊かさ 江の川(ごうのかわ)父の面影 浅利富士あゝあの山が あゝこの川がわたしを育てて くれました

女の旅立ち – 森若里子

あなたに欲しいと 言われると夜空も街も 輝くの風吹き止まぬ 人生だけどもう迷よわない 迷よわないあなたの勝ちよ苦労買います 命のかぎりあなたに好きだと 言われる

鵜の岬 – 森若里子

怒濤(しぶき)が招く 岸壁に身をくねらせて 夢砕く鵜の鳥わたしに 似た生命(いのち)あなたに あなたに 飛び込みながら押し戻されて 気がつけば風に抱かれる 鵜の

情け川 – 森若里子

あなたの淋しい 横顔がいつしか心に 住み着いた…いいのよいいの 私で良けりゃ今夜はあなたを 帰さない生きるつらさを 分け合ってふたり流れる 情け川あなたに寄り添

女の春秋 – 森若里子

さだめの糸の あざなうままによじれよじれて 辿りつくここがさいごの 恋港あなた あなた あなた元には戻れぬ 私ですだきしめて下さい つよくその腕で吹雪が止めば 

椿ちる宿 – 森若里子

風の噂を 追いかけて今日も逢えずに 日が暮れる椿ちるちる 山の宿谷の瀬音の 谷の瀬音の唄かなし白い湯けむり ゆれる道君に似ている 女(ひと)がゆくあれは他人と 

塩狩峠 – 森若里子

つららが頬に 貫(つらぬ)くような寒さが凍みる 北の町明日は晴れて 結ばれる二人の幸せ 置き去りに塩狩峠に 消えた人愛は 愛は運命(さだめ)を 越えられますか 

恋はいろはの未熟者 – 森若里子

あまい言葉を おつまみにしてあなたが飲ませた 恋の酒よせばいいのに その気になって飲んだあげくが ふつか酔いおんな盛りで 恥ずかしながら恋はいろはの 未熟者おと

大阪みれん花 – 森若里子

あなたしのべば お酒がなぜか頬にこぼれて 涙に変わる雨にけむった 宗衛門町でくるり 背中を むけた人泣いたらあかん 泣いたらあかん夜の大阪 みれん花何にもあなた

浮彼女 – 森若里子

あなたしか 入れないのよ隙間だらけの 胸なのに月を待ってりゃ 雨がふる梅を待ってりゃ 鹿がなくどうせ人生 花合わせ要らないカード 捨ててくことが浮かれ女ですか 

錦川物語 – 森若里子

赤い小さな 下げ鞄長い黒髪 三つ編みの昔を知るひと いまはなく幼ななじみの 錦帯橋(きんたいきょう)を風と渡れば 山かげにおもかげ色の 灯(あかり)がうるむ桜並

恋々虫 – 森若里子

雨が結んだ 恋の糸雨のふる夜は しくしく痛む恋々虫々 なみだ虫傘たたむ 音にだまされ襟かき寄せりゃまたも空似の 人ばかりいまも独りと 聞いた夜は私(うち)も独り

お上手小唄 – 森若里子

美味しいお酒を 飲むときは小さく見えます 盃が私もあなたに 抱きよせられておいしそうねと 言われたらちょこんとその手にちょこんとその手に 乗りますわ惚れさせ上手

女の川 – 森若里子

にわか雨 傘借りに駆けこむ家の 軒先で思わず聞いたふる里の 手毬唄流れなし 流されなしてこの川の 流れに沿うて男のいのちを 吸いとりながら女はつよい 母になるお

女の酒 – 森若里子

命もあげた 女です何が私に 残ります今はさいごに ただひとつあげる言葉の さようなら女が女を捨てましたお酒をくださいお酒を お酒を鬼にも蛇(じゃ)にも なりきっ

Back to top button