森山直太朗

ラクダのラッパ – 森山直太朗

カレンダーに印を付けて 伏し目で何を見てるんだ
目の前にいる大切な人さえ 守ることさえできやしないのに
アクセサリーで飾り立て お前は誰と話してるんだ
俺はずっとここにいるのに 俺はずうっとここにいるのに

笑うかい 笑うよな だけどお前も似たようなもんだよ
ラクダのラッパが聴こえるか? 俺にはさっぱり聴こえないんだ

十度の違いも気づかないのか ジュードって奴の名前じゃないぜ
言葉が異様に迫ってくるさ 満月は今、俺を見下しツヤツヤしてる
音楽したいと思っていたよ 音楽って絶対気持ちがいいんだ
砂漠のラクダの隊商が ラッパを吹いてる、そんな感じさ

笑うかい 笑うよな 感覚さえもやり過ごしてんだ
ラクダのラッパが聴こえるか? 最近、親父の電話が止んだよ

星空なんか便りにしてさ 旅に出たのさ生まれる前は
勇気は風が削っちまった 生きているってハンパじゃねぇや
空見上げれば石に躓く なんだか世の中よくできてるし
神様はまだ寝ぼけてるんだよ 戦争なんか止めさしゃいいのに

笑うかい 笑うだろ そうさ悲しい時こそ笑けるもんだよ
ラクダのラッパが聴こえるか? お前の命はグラムでいくらだ

笑うかい 笑うよな ラクダのラッパが聴こえるか?
俺にはさっぱり聴こえないんだ

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