森山愛子

  • 父さんのウイスキー – 森山愛子

    日暮れになると いつでもひとり背中をまるめて 飲んでいた無口な父さん だったけどわたしの知らない 母さんの話は笑顔で してくれた残ったままの ウイスキー聞きたいことは まだまだあったのに グラスを揺らし 音立てながらあなたの真似して 飲んでます今さらわかった 父さんの淋しい気持ちに よりそえず何度も喧嘩を しましたね残ったままの ウイスキーごめんなさいが 言えないままなのに 日暮れになると 氷の音…

  • ひとり風の盆 – 森山愛子

    くち紅を涙と一緒に ふき取れば夜風がしみます くちびるにあなたを忘れに 来たけれど未練が哀しく からみつく流れ流れて 風の盆 いつの日かふたりで来ようと 言っていた夜流しぼんぼり 坂の町あなたを恨んで しまえずにいいことばかりを 数えてるおわら恋唄 風の盆 ゆきずりの私に今夜の 宿もなくさまよう八尾(やつお)は 水の音あなたと隠れて 住めたらと今さら愚かな 夢を見るすすり泣くよな 風の盆 人気の新…

  • みれん花 – 森山愛子

    女ひとりで 飲んでる姿淋しく見えても ほっといて別れの その日まで心変わりも 知らないで何でもないよな 顔をしてあぁ嘘つき 私はみれん花 誰か待たせて いるのでしょうか逃げてく背中の うすなさけ見た目が いいだけのあんな男に 夢を見た平気な振りして 強がってあぁバカよね 私はみれん花 私だけはと 自惚れながら最後の女で いたかったやさしく 抱きしめて君の幸せ 祈るよとホロっとくるよな ことを言うあ…

  • 甲州夢小路 – 森山愛子

    南アルプス 白い雲交わす笑顔の 嬉しさよ幸せ来ました 私にも待ってて良かった あなたのことを二度とこの手は 二度とこの手は 離さないふたり寄り添う 甲州夢小路 昔ながらの 町並みを人が行き交う 石畳愚かな女と 言われても信じて良かった あなたのことをつらい昨日は つらい昨日は 忘れます通うぬくもり 甲州夢小路 心ひとつに これからは月日 重ねる 時の鐘無駄ではなかった 泣いた日も待ってて良かった …

  • 伊吹おろし – 森山愛子

    あなた失くした この胸に伊吹おろしが ヒュル ヒュル吹き抜ける恋も散り散り 夢の跡ひとりたたずむ 関ヶ原(せきがはら)幸せ続くと 信じてたばかね ばかですね 信じてた 遊びでしたか この私二人暮らした 月日は夢ですか膝で甘えた あの夜をどうぞ返して 今すぐにあなたと呼んでも 届かないばかね ばかですね 届かない 風によろけて 膝をつくこらえきれずに 涙がこぼれます抱いて下さい もう一度女哀しい 十…

  • うりずんの頃 – 森山愛子

    恋破れ 夢破れ今宵もまた涙目を閉じて 思い出す赤花 青い空島の 無垢鳥に大和の水苦く帰りたい 故郷は今うりずんの頃 母恋し 筆便り潮の香 仄薫る小包開け 懐かしい手作り 油菓子南風よ 涼やかに小さき老人の背に帰りたい 故郷は今うりずんの頃 若夏の 初初し緑葉 胸を打つ辛くても 生きて行く宝のこの命響け 美海に三線 大らかに帰りたい 故郷は今うりずんの頃 帰りたい 故郷は今うりずんの頃 人気の新着歌…

  • 播磨の渡り鳥 – 森山愛子

    播磨灘から 瀬戸内づたい噂追いかけ 紅緒笠逢える 逢えない 逢えない 逢える旅の気休め 花占いに チョイトなぜか しんみり 淡路島女 ひといろ 渡り鳥だよ 赤い蹴出しに ほろりとからむ野菊 いとしや いじらしや通す 通さぬ 通さぬ 通す意地の白帆も 潮風夜風 チョイトたたみたくなる 伊予の月涙 ひといろ 渡り鳥だよ 恋の蛍は 飛ぶにも飛べぬ秋のはずれの 鶴見崎行こか 戻ろか 戻ろか 行こか思案した…

  • 波止場しぐれ – 森山愛子

    波止場しぐれが 降る夜は雨のむこうに 故郷が見えるここは瀬戸内 土庄港一夜泊りの かさね着がいつかなじんだ ネオン町 肩に重たい 苦労なら捨てていいのよ 拾ってあげるここは瀬戸内 土庄港のんでおゆきよ もう一杯浮世小路の ネオン酒 あれは高松 最終便グラス持つ手に 汽笛がからむここは瀬戸内 土庄港恋も着きます 夢もゆく春の紅さす ネオン町 人気の新着歌詞 おんなの神輿 – 森山愛子 ガ…

  • 大阪しぐれ – 森山愛子

    ひとりで 生きてくなんてできないと泣いてすがればネオンが ネオンがしみる北の新地は おもいでばかり雨もよう夢もぬれます あゝ大阪しぐれ ひとつや ふたつじゃないのふるきずは噂並木の堂島 堂島すずめこんなわたしで いいならあげるなにもかも抱いてください あゝ大阪しぐれ しあわせ それともいまは不しあわせ酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたりつくし足りない わたしが悪いあのひとを雨よ帰して あゝ大阪しぐれ…

  • ソーラン渡り鳥 – 森山愛子

    津軽の海を 越えて来た塒持たない みなしごつばめ江差恋しや 鰊場恋し三味を弾く手に 想いを込めてヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン唄う ソーラン ああ渡り鳥 故郷の港 偲んでも夢も届かぬ 北国の空愛嬌笑くぼに 苦労を隠し越えた此の世の 山川幾つヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン旅の ソーラン ああ渡り鳥 瞼の裏に 咲いている幼馴染みの はまなすの花辛いことには 泣かないけれど人の情けが 欲…

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