あの日と同じ 帯締めてすこし濃いめの 口紅をひく遠い汽笛に…あなたあなた燃える想いを 朝霧が隠してくれる 山峡の駅夕陽に映える 由布の嶺ふたりで歩く 金鱗湖いいの今日から…あなたあなた都会ぐらしの 古傷は昨日に流す 木の葉舟町を見おろす 狭霧台ひとつふたつと 夢あかり抱いて下さい…あなたあなた胸の温もり 沁みるほど生命を重ねる 霧の夜