梶光夫

やさしいダイヤモンド – 梶光夫

パーティーが終わって
ふたりっきりで 帰る道は
星空へ続いているよ
いつのまにか ふたりで歩き続けたね
つないだ手と手が 離れそうになっても
君のやさしさ 変わらなかった
ありがとう 星のような 君の瞳は
きらめくやさしいダイヤモンド

めぐり逢う不思議と
愛し合った 長い日々を
星空はおぼえているよ
雨の夜も嵐も ふたりでいたね
灯したキャンドル 風が消さぬようにと
君の手のひら 守ってくれた
ありがとう 夢を映す 君の瞳は
大切なやさしいダイヤモンド

つないだ手と手が 離れそうになっても
君のやさしさ 変わらなかった
ありがとう 星のような 君の瞳は
きらめくやさしいダイヤモンド

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青春の城下町 – 梶光夫

流れる雲よ 城山にのぼれば見える 君の家灯りが窓に ともるまで見つめていたっけ 逢いたくてああ 青春の 思い出はわが ふるさとの 城下町白壁坂道 武家屋敷はじめ

ひとつぶの愛 – 梶光夫

雨にうたれて ふるえる肩を重ねたふたり 今は遠い日浜辺に寄せては かえす波の音あの日の君は 眩しかったね君の胸元 濡れていた波にされわれ ゆらゆらとダイヤモンド

黒髪 – 梶光夫

逢えなくなった あのひとと名残り 惜しんだ 花散る木影黒髪 くろかみ あのひとのくろかみの 甘い薫りを 偲べば 泣ける大きく夢を 持つのよと僕を叱った さみしい

青い山脈 – 梶光夫

若く明るい 歌声に雪崩(なだれ)は消える 花も咲く青い山脈 雪割(ゆきわり)ざくら空のはて 今日もわれらの夢を呼ぶ古い上衣(うわぎ)よ さようならさみしい夢よ

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