妻と書きます 宿帳に指の震えは 心の迷い罪の匂いを やまゆりの花に隠して しのび宿明日を夢見る 桧原の夜多摩の奥地を 流れても命通わす 払沢の滝よ秋になったら 赤々と山の紅葉が 紅をさす影に寄り添う 桧原の郷人の情を 忘れずに生きてゆきたい 人生だから辛い運命に 負けないで好きなあなたに 抱かれるの想い燃やして 桧原の恋