桜井敏雄
あゝ金の世や – 桜井敏雄
あゝ金の世や金の世や
地獄の沙汰も金次第
笑うも金よ泣くも金
一も二も金三も金
親子の中を割くも金
夫婦の縁を切るも金
強欲非道とそしろうが
我利利亡者と罵ろうが
痛くも痒くもあるものか
金になりさえすればよい
人の難儀や迷惑に
遠慮していちゃ身がたたぬ
あゝ金の世や金の世や
希望は聖き労働の
我に手足はありながら
見えぬくさりに繋がれて
朝から晩まで絶間なく
こき使われて疲れはて
人の味よむ暇もない
これが自由の動物か
あゝ金の世や金の世や
地獄の沙汰も金次第
笑うも金よ泣くも金
一も二も金三も金
親子の中を割くも金
夫婦の縁を切るも金
強欲非道とそしろうが
我利利亡者と罵ろうが
痛くも痒くもあるものか
金になりさえすればよい
人の難儀や迷惑に
遠慮していちゃ身がたたぬ
あゝ金の世や金の世や
希望は聖き労働の
我に手足はありながら
見えぬくさりに繋がれて
朝から晩まで絶間なく
こき使われて疲れはて
人の味よむ暇もない
これが自由の動物か
オッペケペー オッペケペーオッペケペッポーペッポッポー権利幸福きらいな人に 自由湯をば飲ましたいオッペケペー オッペケペー オッペケペッポーペッポッポーかたい上
ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする書生書生と軽蔑するな末は太政官のお役人