桜井幸子

君にとどかない – 桜井幸子

困らせることが こわかっただけ
何も言わなくて 気づくと思ってた

人混みの中で 強がりを脱ぐ
目の前がかすみ 素直になってゆくのよ

ほら街の灯も やさしくひかる 星空に駆け出して

君にとどきたい とどきたい いつも
泣いて飛び込める その胸に今なら
激しいタイミング つかめずにいたら 愛はそのまま

一度きりだった あの時のキス
目をあけた時は 違う人を見てた

つながらない夜 何度のコール
打ち明ける言葉 喉に熱く燃えたまま

ほら みつめてた月も隠れて 靴音にまぎれ出す

君にとどかない とどかない 今日も
うわごとだけでは済まされず 明日も
倒れ込むベッド 涙でにじんで 恋がかすれる

ほら街の灯も やさしくひかる 星空に駆け出して

君にとどきたい とどきたい いつも
泣いて飛び込める その胸に今なら
激しいタイミング つかめずにいたら 愛はそのまま

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