桑田沙織

零レル柘榴 – 桑田沙織

もういいかい もういいよ ここのつ数え遠ざかる想い
足音に振り向けど おいてけぼりビーズの指輪

今日もふたり明日もふたりこころ見失い
今日もひとり明日もひとり生きてゆくことでしょう

いとしいひとよ 忘れないで 紅い唇のぬくもりを
呼び声だけ木魂返し もつれた記憶 蝕んでゆく また

月の影 夢の緑 探しあぐねて 金曜 夜明け

息をあらげ 声をあらげ 抱いた素肌は
息をひそめ 声をひそめ 通り過ぎゆくだけ

いとしいひとよ 離さないで 握り返した冷たい手を
優しい嘘 繋ぎあわせ 解けた道を結びなおして また

いとしいひとよ此処においで 熟れた柘榴はちきれる間に
ビーズの粒飛び散らせて あたしの糸が千切れる前に

いとしいひとよ思い出して身体の芯まで満たす色彩
廻る星に身を溶かして隠れた姿探し求める また

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夜の私を知らない太陽 – 桑田沙織

ああ 太陽が昇る夜の私を知らない太陽がああ 今日の日も昇る総ての影を 潰そうとすればするほどに残された闇は 一層の濃さ 増すばかり照らしたい 総てを濯(あら)い

山茶花 – 桑田沙織

風車ただからからと 夕凪を待ち焦がれ手を伸べた きみの名残は静かに壊れたいつの間にはぐれたのあてどもないのにほろりほろり落ちる山茶花 伝えられぬ恋を隠して満ちて

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