桑田沙織

山茶花 – 桑田沙織

風車ただからからと 夕凪を待ち焦がれ
手を伸べた きみの名残は静かに壊れた

いつの間にはぐれたのあてどもないのに
ほろりほろり落ちる山茶花 伝えられぬ恋を隠して
満ちて欠けるお空の穴は 触れる事を叶えずに

砂時計 たださらさらと とめどなく時削り
泣き濡れて眠ったままに熱を持つまぶた

凛と咲く花の様に私を拒んで

ほろりほろり落ちる山茶花 何を悼み涙こぼすの
寄せて返す胸に細波 いつになれば止むのでしょう

すれ違ったあの娘春の匂いで
振り返るその横顔微笑んでいた

ほろりほろり落ちる山茶花 足の下に赤い絨毯
夢に通う道往く半ば融け出してく絵空事

ほろりほろり落ちる山茶花尽きた花弁空に浮かべて
巡り巡る季節の中でもいちどだけ逢いたくて

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夜の私を知らない太陽 – 桑田沙織

ああ 太陽が昇る夜の私を知らない太陽がああ 今日の日も昇る総ての影を 潰そうとすればするほどに残された闇は 一層の濃さ 増すばかり照らしたい 総てを濯(あら)い

零レル柘榴 – 桑田沙織

もういいかい もういいよ ここのつ数え遠ざかる想い足音に振り向けど おいてけぼりビーズの指輪今日もふたり明日もふたりこころ見失い今日もひとり明日もひとり生きてゆ

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