桑田沙織

夜の私を知らない太陽 – 桑田沙織

ああ 太陽が昇る
夜の私を知らない太陽が
ああ 今日の日も昇る
総ての影を 潰そうとすればするほどに
残された闇は 一層の濃さ 増すばかり

照らしたい 総てを
濯(あら)いたい 何をも
引きずり出して 曝け出し
壊して 壊して 壊しても
それでも闇は私を迎えてくれる

ああ 太陽が沈む 昼の私を浮き出す太陽が
ああ 今日の日も沈む

眩しい光の思い出に酔いたい時すら
一枚一枚へベールを掛けられ 後は闇

消し去りたい 総てを 汚(けが)したい 何をも
打ちのめされて 泣き叫び
叫んで 叫んで 叫んでも
それでも陽は私を包んでくれる

どんな嵐が吹いたとしても
光と影は雑(ま)じらない
あなたの影に触れたとしても
触れていない 触れられない

護りたい 総てを 妬みたい 何をも
信じたい 総てを 背きたい 何もに

走って 走って 立ち止まって
そしたら 私は何処へ行くの?
行くの?
行くの?

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