桐山純一

夢遠きふるさと – 桐山純一

夢をのせた 列車は
街の明かり 見えない
望み遠くなるほどに
浮かぶあの幼児(ころ)
今はただすがりたい
一人残した母へ
帰りたい ふるさとへ
涙こらえて願う
帰りたい ふるさとへ 夢遠きふるさと

遠い空から 見守り
愛をくれた ゆりかご
忘れないでいつまでも
母の笑顔を
今はただ抱きしめて
数えきれない愛に
いつの日か また帰る
明日(あす)に夕暮れ染めて
いつの日か また帰る 流れ星見つめて

今はただすがりたい
一人残した母へ
帰りたい ふるさとへ
涙こらえて願う
帰りたい ふるさとへ 夢遠きふるさと
夢遠きふるさと

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