桃井かおり

蜃気楼のように – 桃井かおり

忘れかけていた 古い映画の
ラストシーンのような 甘い気だるさ
あなたを愛した 短い日々は
雨の日に咲いた バラの悲しみ
振り返って見れば 優しい愛の日
少女の夢をまだ 抱きしめていた
今はもうずいぶん 遠くまできた
昨日の恋など しんきろうみたいだ
くよくよしないで やってくわ
明日になったら 忘れてしまう

忘れてゆくでしょう あなたと私
指のぬくもりや 涙の熱さ
愛を二人で 引き止めたけど
過ぎ去るものには もう無駄な呼びかけ
過ぎ去るものには もう無駄な呼びかけ

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I LOVE YOU – 桃井かおり

I love you今だけは悲しい歌聞きたくないよI love you逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋何もかも許された恋じゃないから二人はまるで 捨て猫みたいこの部

予感 – 桃井かおり

どうせ 嫌われるなら思い切り 嫌われたい飾り立てた そのやさしさよりも一つの真実(ほんと)が 聞きたいいつも 引きずってたあなたを 想えばこそこの恋だけは 失い

ついては行けません – 桃井かおり

なぐさめあって 生きてゆくのがあなたの生き方なら私はとてもついては行けません長崎を出て もう3年タバコを吸いはじめて もう3年私の生きかたは 季節のように変って

昔のことなんか – 桃井かおり

昔のことなんか聞かないことにしましょうもう夜も更けてきたわあなたの指が Wow Wow髪にからんで Mm Mm目を閉じるそれからは二人の時間昔の恋なんかママゴト

嫌なこと言われたの – 桃井かおり

嫌なことを言われたの友達だと思ってたあの人に一寸いじわる言われたの泣きそでとびついたあなたの背中吸い取り紙をみつけだしなくさないわと誓ったの男の人っていいもんね

傷心 ―こいごころ― – 桃井かおり

オンナらしさを色にしてせめてあなたの物一つ私らしさに塗りかえて残しておけばよかったとおわれる季節のかわり目に今頃少し気にしてるあの人知っているかしらんとぎれて続

ブスの唄(ブルース) – 桃井かおり

ブス 誰が考えたのかしらブス たった二つの音なのにぶすりと身体をつき刺して壁に縫いつけられてしまってブス 考えたこともなかったわブス それが私の名前だなんてぶす

かげろうの夜II – 桃井かおり

かげろうの夜 かげろうの夜もしかしたらこんな感じかもしれないかげろの夜ってそう赤い靴・赤いドレスこんな夜よきっとこんな夜なのよね言わないで かなしい言葉を渦まく

お喋りやめて – 桃井かおり

このまま ちょっと お喋りやめて風の音を 聞きましょうあなたと居て よかったこんなに静か 心も透き通るわ夢の続きなら そっと腕枕とろりとけて まどろみへひとそよ

夢 – 桃井かおり

夢 たったひとつの夢いつか 追い風吹いたら船に乗ってあいつと波 ゆれてゆられて二人口笛吹き 海をただよう針路 あいつの かじまかせ闇の彼方へ星がたよりの 航海遠

かげろうの夜I – 桃井かおり

白いは雪 雪はとけるとけるは氷 氷はつめたいレコード、しようかな。聞かせてよ やさしい言葉を真っすぐ胸に つきささる様なかげろうの夜 ゆらり揺れてるいとしいあな

街 – 桃井かおり

やけに やさしい あなたよだから さびしい あたしはやく おわりに しようとなぜか あせった 恋つらい わかれが 来るならせめて 平気な顔でじゃあね 軽く じゃ

少女時代 – 桃井かおり

誰ァーれも 知らない頃だったから何んにも わかっちゃいなかったから私は…… ふうんふうん…… いい夢ばっかし見てたのよ友達なんか いなかったけど何んにも できっ

忘れたいことは – 桃井かおり

忘れたいことは 山ほどあるけど忘れてしまえば さみしすぎるの忘れたいのは 山々だけど忘れてしまえば おもいだすのよバカバカしいほどおもい体かかえて 生きるのがオ

尻軽女(アバズレ)ブルース – 桃井かおり

しりがるオンナは ダメですかそんなにりっぱに ならないで気軽にさそっていいんだよしりがるオンナは イヤですかしがみついたりしないからあきたらすてていいんだよどう

POKER GAME BLUES – 桃井かおり

アタシほっぺたが なんだか熱いのよアタシさ 背すじから寒気が走るのよひよっとしてアンタに うーん ほれちまったみたいよアンタ ウイスキーをもう一杯ちょうだいよア

グッド・バイ・マイ・ラブ – 桃井かおり

グッバイ・マイ・ラブ この街角でグッバイ・マイ・ラブ 歩いてゆきましょうあなたは右に 私は左にふりむいたら負けよグッバイ・マイ・ラブ も一度抱いてグッバイ・マイ

メイク23秒 – 桃井かおり

太腿(ふともも)の青いあざ 鈍い痛みに夕ベの男の横顔 思い出すよバスルーム ひねれば シャワーの熱さ身体をふいに 揺らしてくWow wow wowMorning

バイバイ子守唄(ララバイ) – 桃井かおり

ママが私をひざに抱きながら子守唄みたいに 話してくれた伽(はなし)は忘れてしまう程 昔のことなのに今も私を揺らしつづけるむかし むかし そう LONG LONG

Tokyo – 桃井かおり

銀座へはとバスが走る歌舞伎座をぬけ 並木をすりぬけ新宿へ地下鉄がすべるそびえるビルに月まで隠れて街は急に空へ広がってる星屑に手の届くホテルのスゥィートルーム渋谷

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