桂竜士

酒と流浪 – 桂竜士

旅に疲れて 飲む酒よ
だれをしのんで 酔えばいい
別れた女(ひと)か 亡くした友か
それとも 瞼の おふくろか
男 独りの さかずきは
寂しさ ばかり まとい付く

夢の向こうは また夢か
追えば逃げゆく 陽炎か
昭和の歌が しみじみ沁みる
おもいで 巡れば 走馬灯
男 この道 悔いはなし
それでも 遠い ふる里よ

橋の欄干(らんかん) カモメさえ
あてはないかと 聞いてくる
おまえもおれも お天道まかせ
それとも 人生 流浪か
男 見上げる 旅の空
今夜は 雨も 雪になる

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瞼の母 – 桂竜士

軒下三寸 借りうけまして申しあげます おっ母さんたった一言 忠太郎と呼んでくだせぇ呼んでくだせぇ たのみやす“おかみさん、今何とか言いなすったね親子の名のりが 

松江慕情 – 桂竜士

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めおと道 – 桂竜士

肩の薄さよ 手の細さ抱けば儚く 消えそうなわざと可愛い 馬鹿になり俺にやすらぎ くれるやつ離さない 離さないふたりで生きよう めおと道何もいらない 一緒なら熱い

流れて津軽 – 桂竜士

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しのび逢い – 桂竜士

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酒一夜 – 桂竜士

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