根津甚八

こころ泣き – 根津甚八

花はアカシヤ 俺の恋
ひと春咲いて 散りはてた
おまえを偲び ゆく街に
あゝゆく街に
いまは冷え冷え 雨が降る

俺の短い 人生に
なごりを残して 行った奴
口紅うすい 横顔の
あゝ横顔の
可愛いえくぼが 目に浮かぶ

白いコートで 濡れながら
あてないままに 入る店
流れる歌の 哀しさよ
あゝ哀しさよ
聞いてしみじみ こころ泣き

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ふるさと慕情 – 根津甚八

おどま盆限(ぼんぎ)り盆限り 盆から先ァおらんど盆が早よ来りゃ 早よ戻るあの山あの川 故郷の空が濡れた瞼に また揺れるせめて一ト枝(えだ) つんつん椿子守哀しや

惜別の唄 – 根津甚八

遠き別れに 耐えかねてこの高殿に 登るかな悲しむなかれ 我が友よ旅の衣を ととのえよ別れと言えば 昔よりこの人の世の 常なるを流るる水を 眺むれば夢はずかしき 

こんな男でよかったら – 根津甚八

こんな男でよかったら俺と来るかい 横浜へ夜におぼれてしまいそな弱いお前に ひかされたこんな男でこんな男でよかったら俺と来るかい 横浜へこんな男でよかったら早くは

ついて来るかい – 根津甚八

ついて来るかい 何も聞かないでついて来るかい 過去のある僕に君を愛していればこそ生まれ変われた僕なのさついて来るかい 涙をわけあいついて来るかい 僕を信じてつい

甚八の夢は夜ひらく – 根津甚八

好きな啄木 朔太郎ボストン・バックの隅にいるどこで縒れたか ドヤ暮らし夢は夜ひらく帰る昔が あるのなら飲んで血なんか 吐きやしない父なし母なし ろくでなし明日が

旅人の唄 – 根津甚八

旅する男の 飲む酒はオンザロックが いいだろう話し相手も ないからにとけた氷の 音をきく旅する男の きく唄は古い演歌が いいだろう爪にともした 人情を節のあいま

さすらいの唄 – 根津甚八

「かえるが鳴くから帰るなら、帰る家のない子にかえるは何て泣くんだろ?やはりカエローカエローと鳴いてらあ。帰る家のある子のために鳴いて帰れなくなっちまったかえるも

真夏の迷子の子守唄 – 根津甚八

まわれ まわれ 風車眠れる街に 影ひとつそよとも動かぬ カゲロウが暗い想いに のめるとき夏の迷子を あやしておくれまわれ まわれ 風車ぬらりとなでる 風ひとつ夏

ろくでなしの唄 – 根津甚八

ろくでなしなら なおのこと親は大事に なさりませ死んでお線香 あげるより生きている間に 孝行なされ親は大事に なさりませろくでなしなら なおのこと義理は大事に 

昭和ブルース – 根津甚八

うまれた時が 悪いのかそれとも俺が 悪いのか何もしないで 生きてゆくならそれはたやすい ことだけどこの世に生んだ お母さんあなたの愛に つつまれて何も知らずに 

あじさいの宿で – 根津甚八

古びた町の 古びた宿に心ひかれて クツをぬいだよお前に生きて お前に泣いてそして別れた 旅のゆきずりに雨に打たれてる あじさいの花があざやかすぎて 日暮れが淋し

地図のない旅 – 根津甚八

地図のない旅が 人生ならばひとは誰でも 孤独な旅びととまらない汽車に ひとりとび乗り嵐のなかを さまよい走る幸福とすれちがいかなしみとめぐり逢い愛という名の 夜

おもいやり – 根津甚八

泣いてくらすなよ 酒もほどほどにやせたりして体を 悪くするじゃないせめて別れの握手に 心こめながらお前にささやく胸のうちをじっときいてくれすねて泣くじゃない惚れ

やすらぎ – 根津甚八

あなたがその気ならしかたがないわねとおまえはうつむいて静かに背をむけた季節が変わって咲く花も変わりバラのつぼみがほころびる頃さそうさ おれのせいでいいさほんとは

ほたる草 – 根津甚八

この手に抱けば 折れそうなほそい体の やつだった指もふれずに 別れて来たと言っても世間は 信じないあゝほたる草 ほたる草旅路のはての あぜ道でおまえの面影 見る

ゆきずり – 根津甚八

「お前は俺のすべてだったよ、苦労ばっかりで許しておくれ、俺はひとりで旅に出る、お前の面影忘れるために」指輪のひとつも やれない俺に二年もつくして くれた奴別れの

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