栗林誠一郎

寂しさは秋の色 – 栗林誠一郎

変わりゆく 心のような
空は今 この街濡らして
失くした ぬくもりと
君の記憶 たぐり寄せて

寂しさは 秋の色 胸がきしむよ
傷つけあって 生きるなら
愛じゃないから

移りゆく 季節のような
君だけが その胸 焦がして
こわれた雨傘じゃ
雨をしのぐことも出来ない

寂しさは 秋の色 時に溺れて
演じきれない ふたりなら
もどれないだろう

寂しさは 秋の色 胸がきしむよ
傷つけあって 生きるなら
愛じゃないから

君の言葉 街のざわめき
あどけない その笑顔も
季節終わりの 雨の中
色あせていく

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