栗原良次

  • HEART BEAT – 栗原良次

    長い廊下を俺達は 肩を組んで歩いていたつまらない話しでさえ 腹を抱えて笑い転げ髪につけたジェルの匂い俺達は好きだった汚ない壁を蹴飛ばし 必死に刻んだあの思いHEART BEAT 鳴り続く HEART BEAT 空高く あれからいくつもの風がすごい速さで通り過ぎて遠くに見えた生きる道を 今じゃ一歩づつ踏みしめてるみんな一人きりになって探したり無くしたりあの頃窓の外に見えた風景を胸にしまい込みHEAR…

  • ガードレール – 栗原良次

    誰にも言えない言葉が俺を苦しめている何度も吐きすてようとしたけどいつも心の中にしまってしまうんだ 俺に突き刺さるこの街の灯りを誰かがきれいだねって言ったけど空には星も見えなかった 造られたこの街にたやすく口にする愛がこぼれていく欲望に犯された視線に傷つき打ちのめされた夢達を笑い飛ばすこの社会で 誰かを憎み 誰かを愛し誰かが傷つけ 誰かが傷つけられ誰かがいつも泣いている 誰かが罪を犯し 誰かが罪を攻…

  • ひとりぼっちの反抗 – 栗原良次

    自分を捨てずに僕は生きたい独りぼっちでも倒れはしねえ静かすぎる夜更けが明けるとそこにはいつでも小さな自由が見えただけど霧を引き裂き近づくビル街が僕のこの胸にナイフを刺して笑いたくない時も 笑えと殴るよだから手を伸ばして逆らい続けたきれい事だと笑う奴等に負けはしないさ夢に賭けても無くして来たものが多すぎるそれでも生きている僕達は大事な事だとは気づかずに 涙溢(あふ)れるような夕日に照らされた自由が無…

  • HEY LADY – 栗原良次

    HEY LADY…… 今日をどうやって生きるか頭を抱えてベッドの上に座り込みコーヒーを飲み干したらいらいらとこの胸がHEY LADY 聞こえるかいHEY LADY 生きてるかい とりあえず車に乗り込んでアクセルを思いきり踏み風を切って 人を切ってWOO 飛ばすぜ LADY WOO 生きてるぜ 通りにはいくつもの声がぐるぐる回って目を閉じると何時だってわけがわからなくなるから大事な言葉だけはHEY …

  • CONCRETE – 栗原良次

    もう死んじまいてえよいくつもの裏切りが俺に降りかかってよ何もかもが嫌になった気がついたらいつも俺は一人っきりで夢だけを手にして目ん玉ひねくれてた ひびだらけのコンクリートによく似てる俺さ何があっても逃げる事なんか出来やしねえ誰にも見えない風が俺の心冷やし遠ざかったお前の影がぼんやり浮かぶ 裏切りられても忘れないぜお前を信じていたいからさ裏切りられても忘れないぜお前を信じていたいからさ いつも何か探…

  • 僕の言いたい事 – 栗原良次

    ねえ何だか淋しくなるよね 海を見てるとねえ何だか心に突き刺さるよね小さな子供の目を見ると何故だろうずっと見つめていることが出来ないんだ 僕は走り続けた明日のために流れていく空の青さにも目もくれず心に優しさ無くした時誰かが休もうよって車を止めた何だか優しさが戻った気がする ここでは小鳥が鳴いている きれいな声で風に時の香りを感じてたくさんの木立に愛を感じた ビルとビルの隙間から見たあの空を悲しく思え…

  • 少年の見た街 – 栗原良次

    ポケットに両手を入れたまま壊れかけたベンチに腰掛け急ぎ足で通り過ぎる 彼らの背中を見ると僕の胸に 枯葉が積もる 答えて あの頃に見た夢は答えて 何処に忘れてきたの答えて 何に傷ついてきたの答えて 寂しくはないかい 小さい頃空を見るたびに自由に飛べたらいいなって考えてみりゃ馬鹿げた事かもしれないけどこれも一つの夢なのさ 見つめよう 言葉より大事なものを見つめよう 明日だけじゃなくて見つめよう 街に描…

  • すり切れた空に – 栗原良次

    時々自分がわからなくなるんだ何を信じて生きればいいのだろう答えてくれよ誰でもいいから僕は誰を愛していいのだろうか 数え切れない人ごみの中で震えながらしばらく立ちつくしそっと空を見上げてから僕はゆっくり歩き出したんだ やけに寒いんだ風に僕のジャケットが揺れるんだふと僕の姿がガラスに映るんだ夢見ているはずの僕なのにやけにかすんでいるんだ ふと涙がこぼれたんだただ涙がこぼれたんだ 明日さえわからない夢が…

  • 寂しさの理由 – 栗原良次

    戦い疲れて君は眠ってる涙にまみれてきた シーツにしがみつきそっとくちづけして しばらく見てたら今日に疲れている 自分に気がついた 人は誰も 愛するだけじゃ生きて行けないほど 愚かな迷い重ねるのか傷つけあって 奪い合ってもひとりぼっちは ふるえるほどに寂しいぜ 君は目を覚まし僕を見上げると今にもこぼれそうな 涙を飲み込んだ言葉にできない 思いにしびれて息もできないくらい 君を抱きしめたい 忘れないで…

  • 君の雨 – 栗原良次

    ずぶ濡れの君が 泣いていた部屋の前で僕は 毛布代わりに 両手で ただ 抱きしめた 今は 何も話さなくていいすべては通り雨さ君の瞳に 空が戻るまで何があっても 君だけを守ってあげる 生きて行くことに 疲れてしまった夜に傘もささず 家を出て夢を探していたのか? 白いシーツ くるりまきながらテレビをつけたままで“ある日 突然 死ぬたらいいね”とポツンと言って怯えてる 君がいるのさ 悲しみなんて 雨音みた…

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