ここは楽園
生々しい感じがする
普通に生活を送るなら生きている心地などないのに
見てはいけないものを見てしまったような
秘密を共有した時の高まり
だめなこと 隠しごと ひとり、ふたりでしよう
「本当に 存在していた過去」の記録が
わたしに生と死を耳打ちしてくれる
生々しい感じがする
この世が本当にこの世かなんて
誰が決めたかもわからない地球という星で
わたしは今生きているらしい
ひらけた花畑に透明な水をあげる
人々は踊り 死んでゆく
わたしは息をする
創造した未来に思いを馳せる
存在しない明日に夢を見る
ひらけた花畑に透明な水をあげる
私たちは息をする
ここは楽園
ここは楽園とわたしが名付けよう
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赤青緑に黄色それから白と黒ライトはずっと前の方で知らないバンドを照らすギターを持った前髪の長い若者が真ん中で少し外し気味な歌に息を吹き込むそれだけでなんとなく音
渋谷駅 夜 反対側 平日 いつもより人はいないそれでもあたしにはキラキラ眩しくて急ぎ足で向かった帰り道はゆっくり歩いてさ考えていたのは君のことだった零さないよう
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忘れたふりをして息をしていたただ何でもない顔をして吹かしていた知らなければ悲しくないと潰した灰皿にはひとつ、白い煙が泣いていた色に例えるならあれは淡い淡い水彩画
透明なコップの汗が時を知らせる合わない目が愛を知らせるあたしに向けられた言葉が知らないあの子に突き刺さるあなたって本当最低ねなにも言わないし なにも聞かれない1
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きみは僕にとって海月みたいでさぷかぷか見えない水槽の中を泳いでいつか消えてしまうんだ僕はまるで金魚の糞みたいでさ情けないな透明な水にいつかなれたらさきみは僕を酸
ロマンスとは愛しくてもそうじゃなくても変わらない男女の秘めた話ロマンとは小説みたいな理想の愛を育みたいあたし例えばお金を盗んで世界中のまだ知らない宇宙を探したり
近所の中華屋と古いマンション 狭い路地身近な思い出と二度と会えない思いを胸に歩くpm2:00あの頃の匂いとは違う自分が気持ち悪くてさよなら4:00 街を出て行く
花柄のベッドで死んだように眠る美しい人に私はなりたい風吹く一夜(ひとよ)の生温い世界に沈む今日は寂しいな淡い香りに誘われる蝶みたいな彼はとても単純さ愛しい眩ゆい
外から聞こえる車の音隙間から漏れる夜の明かり次の日早起きに限って眠れないな部屋にこもった洗濯の香りiPhoneの光 もう遅いから静まる大好きなBGM「おやすみ」
孤独や寂しさが美しいと思っていたのこんな夜に音楽を聴けばほんと死にたくなるなくだらない生活のせいかとまた誰かにあげる夜が透けるカーテン見えない星に願って今夜を越
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小田急の駅は地下を抜けてから全部似ているねふたりで話したことを思い出して青色の電車に揺られている昔の恋人が住んでいた川沿いの家は少し狭くて散らかっていたな蒸し暑
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とりあえず最近は体調が悪いなそんなことにお構いもなく少年は走る追い越した背中を眺めて、睨む自転車が横切って私は空を見上げるしまった、今日は快晴だ涙は枯れて最低な
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