果歩

  • ゆるり – 果歩

    ゆるりといこうよ鼻歌口ずさんで日常に幸せ感じたいだけ ああ、かなり窮屈な生活こんな休日なら終日このままがいいとか願ってるあたしほんとは誰かに守られたい優しいあなたに誘われたい大事なもの壊れないように女の子だって守ってんだよどうにもならない毎日があっても束の間の充実を忠実にどうにもならない天気であってもあなたがいれば良いような気がした ゆるりといこうよ鼻歌口ずさんで日常に幸せ感じたいだけいつでも探し…

  • せかいのひと – 果歩

    こんなに世界が眩しいことをさ、きみが教えてくれたんだよそのどれもが愛しいのさきらきら輝くあなたが、せかいのひと 覚え始めた各駅停車、駅の名前きみの街まで数百円流れる時間がもどかしい待ち望んでいるアナウンス6番線から眠ったフリでやり過ごすはやく一緒に暮らしたいねって言いたくなって今も温もりを思い出してる こんなに世界が眩しいことをさ、きみが教えてくれたんだよそのどれもが愛しいからこんなとこで涙が止ま…

  • 残春、向暑のなかで – 果歩

    桜が綺麗だ、あいにくの雨だけどビニール傘がキラキラ光って悪くないなって思っていた少し寒いし、履きたかった靴ではないけれど最悪だね と笑いあえるしさ悪くないなって思っていたんだあたし このにおいを知っている きみと歌った東京都市計画道路幹線街路環状第7号線光を見つめた背中、少しの憂鬱 歌ったね残春、向暑のなかで 夢をなぞった唇は最果てにドライブへ行こうマイウェイ東京都市計画道路幹線街路環状第7号線あ…

  • pool – 果歩

    きみと付き合ってもうすぐ一年が経つけどあたしまだ全然、満たされてなんかないよああ、あの人はこうだったとかたまに思い出しちゃうけどきみは昔のことを絶対思い出さないでね生活の中にぬるっと、幸せという安定と暮らしになったらある程度、なんか変わるのかな普通の素晴らしさにやっと気づいたはいいけど生きづらいことはもうずっと変わらないのね 波のないプールを泳ぐようなきみの心のなかあたしが飛び込んでぐちゃぐちゃに…

  • きらきらひかる – 果歩

    きらきらひかるこの星のどこかでいつかあたしたちだけの歌をうたおう 暗い暗い空の下明かりがなくちゃなにも見えないや空を見上げて星を数えてはここにいることを感じてる遠くで光が点滅している瞬きの隙間で揺れていて泣きそうになるけどもう泣かないよあの子に触れると少しだけ優しい気持ちになっている大切なものをいつだってくれてる きらきらひかるこの星のどこかでいつかあたしたちだけの歌をうたおうきらきらひかる言葉が…

  • センチメンタルガール – 果歩

    街は雨が降っている昼のニュース、センチメンタル洗濯物は乾かないし、昨日あった嫌なこと思い出しちゃう窓を叩く雨音が、あたしの代わりに泣いている?こんな日はどうでもよくなる昔書いた理想を部屋で眺めてたあの頃はさ、楽しかったなあ 土砂降りの雨が降ってこの街とあたしを濡らしても青色のスカート揺らして!センチメンタルすら愛おしい? 白いTシャツが肌に透けてる前髪なんてもうぐちゃぐちゃでまた出来ないことばかり…

  • 朝 – 果歩

    朝をむかえた、空のしたできみといることがおかしいこの空気が好き、きみに触れると照れくさい今までと違うってきみが教えてよ東京の街のこと、あたし随分知っていたたぶん ふとした時にまた思い出しちゃうけどいまきみを思って生きている これはあたしの生活の例外だ公園、コンビニ、駅のホーム、昔の恋人が住んでいた街どこを生きても、どこを触ってもちゃんとあたしが分かるのきみ以外、いないな 昔からずっとそうだ、きみの…

  • 僕らいつまでも – 果歩

    ハイウェイに乗ってごちゃごちゃした街を目指す僕らはいつまでも寝静まった、車内呼吸の音がするハイウェイはずっと続いてく 今夜、酔っ払った飲みすぎたアルコールどこへ消えていくんだろうなんかきみのこと今日は思い出さなかった少しだけずるいあたしだ流れる団地を横目に季節の変わり目を感じて切なくなった、もう朝がきた このままいつまで好きでいられるだろうあのひとも、この街も、歌うことも何かに隠して置いてけぼりに…

  • 海 – 果歩

    映画を見た、恋人と本当は初めて永遠をくれたあの人と、ずっと見たいって言ってたやつだったごめん、言わなくていいこともあるけれどきみで良かったと思ってるのこれは嘘じゃない、信じていてねぼろぼろの気持ちをぶら下げて生きていた消えたくて何度も考えた温かさのないこの街の中で光みたいなきみを見つけたよ 海の見える街で育ったきみが水平線と重なって好きだと思った、この街もきみもきみを作っている生活も優しい 街から…

  • 青色の街 – 果歩

    夏が嫌いだった思春期夜風が気持ちよくてまだマシだと思った大人になったんだと、育った街の知らない景色のなかハタチのきみとほろ酔いで乾杯そういうところが好きだったアルコール 3% のクリームソーダあたしやっぱお酒は苦手だ大人になったきみのにおいはもう甘い柔軟剤じゃなかった笑った顔が可愛くて好きだった運命を信じてみたかったのさきみといつか幸せになれる気がしている溶けるような、生ぬるい温度秘密の会話 あた…

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