林よしこ

淀川みれん – 林よしこ

水の鏡に あなたが映る
恋しがらせて またじらす
渡る 渡れぬ 渡れない
運命が憎い 向こう岸
ひとり身を引く 淀川みれん

遠い昭和の 渡し舟
どこに行ったの 行ったやら
逢瀬重ねて 沁みついた
あなたの匂い 捨て切れず
泣いて焦がれる 淀川みれん

情けかけてと 追うのが辛い
追えばあなたを 苦しめる
時代遅れの 女です
一途に生きる 女です
せめてお酒を 淀川みれん

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ほっこり酒場 – 林よしこ

好きと好きとが 一緒になって二人でかけます 恋のれんあなたが大将で 私が女将(おかみ)手狭な店でも あたたかいほっこり ほっこり ほっこりな繁盛居酒屋 ほっこり

春を抱いて眠りたい – 林よしこ

たったひとつの 後悔は最後に嘘を ついたことです夢に 夢に向かって 旅立つあなたに淋しいなんて 言えなくて雨音だけが 聞こえる部屋で春を抱いて 眠りたい遠いあな

ときめいて – 林よしこ

めぐり逢い そしてすれ違い偶然の仕わざですかあなたから 声をかけられてかけがえのない愛を知りましたときめいて 時が回る悲しみを 洗い流しときめいて 胸が熱くなる

さよならだけが言えない – 林よしこ

どうして今夜なの とても冷たい雨お別れをするには 悲しすぎるこれで最後でしょう てのひらのぬくもりもう握り返さないで さみしさにゆらぎそう夢なら覚めてしまうのね

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