松村和子

望郷ながれ歌 – 松村和子

針を刺すよな 地吹雪が
帰ってこいよと 吹き荒れる
親を亡くして 二十と五年
どこにあります ふるさとが
津軽 函館 長万部(おしゃまんべ)
はじく太棹 流れ旅

はぐれカモメに 見送られ
神威岬(かむいみさき)を 越えてゆく
人の情けを たもとにしまい
麻の帯ひも しめ直す
風がゆさぶる 身を削る
指も凍える 流れ旅

海は明けても 明けやせぬ
春はいつ来る いつ巡る
ひとり焚き火で 体をぬくめ
切れた二の糸 張り替える
余市 夕張 女満別(めまんべつ)
明日はどこやら 流れ旅

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女じょんから二人旅 – 松村和子

生まれ変わろう 変わりたい上野は女の 始発駅破れた恋の 思い出なんか丸めて捨てましょ 忘れましょ元気だそうよ ラッセラー ラッセラー夏の津軽が 恋の祭りが 呼ん

北海船 – 松村和子

花と砕ける でっかい波も俺にゃ揺篭 北海育ち親父ゆずりの やん衆船でめざす漁場は はるかな沖で掛声あわせて巻網引けば男の夢がある陸で待ってる おふくろさんがなぜ

よりみち酒 – 松村和子

お湯割り焼酎 二杯まで決めて寄り道 裏町酒場ほんのり酔えば ゆらゆらゆらと心の隙き間に 浮かぶ人…そっと過去(むかし)に 戻る夜幸せいつでも すれ違いグラス持つ

イヨマンテの夜 – 松村和子

アーホイヨーアーイヨマンテ熊祭り(イヨマンテ)燃えろ かがり火ああ 満月よ今宵 熊祭り踊ろう メノコよタムタム 太鼓が鳴る熱き唇 我によせてよ熊祭り(イヨマンテ

ひぐらしの宿 – 松村和子

ため息つけば 障子の窓が揺れて鳴き止む セミの声あなた本当に 本当ですね 本当ですね男心を 疑えば口紅(べに)が哀しい ひぐらしの宿両手でそっと 抱き寄せられて

出世船 – 松村和子

世間が俺をみとめたならば必ずお前を 迎えに来るよ泣いちゃいけない男を賭けて波を乗り切る 出世船生まれた時ははだかじゃないか一から出直す 人生航路捨てやしないよお

俺のふるさと北海道 – 松村和子

シャケだべさ! 蟹だべさ!ウニだの タコだの アワビだべさタラバに花咲 毛蟹にシマ蝦ホッキにホタテに ゆめぴりか並べりゃきりない北の幸地元の人さえ心を踊らすでっ

帰ってこいよ – 松村和子

きっと帰って くるんだとお岩木山で 手を振ればあの娘は小さく うなずいた茜の空で 誓った恋を東京ぐらしで 忘れたか帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ白いリ

夢海峡 – 松村和子

みぞれに背中を 叩かれながら鳴いてもがいて 飛ぶカモメ一夜で秋も 冬になり淋しさばかり まき散らすここに来て あなた昔の様に 抱きしめて寒い 寒い ひとりじゃ寒

お加代ちゃん – 松村和子

達者でいるかヨー お加代ちゃんごぶさた続きで かんべんな山鳩デデポッポ 啼く里のひとりの日暮れは さぞつらかろが待ってておくれ お加代ちゃん待ってておくれ お加

かえりの港 – 松村和子

島へ寄らずに このままゆこか沖の鴎よ 情あるならヨー 伝えておくれ愛しあの娘は 愛しあの娘は かえりの港海の男は 情に弱い俺もお前も 島で育ったヨー 鴎じゃない

風の津軽 – 松村和子

雪は一冬(ひとふゆ) 情けは一夜(ひとよ)津軽(つがる)じょんがら くどき節 くどき節故郷(くに)を出たときゃ わたしも二十才(はたち)母の匂(にお)いが なつ

涙の旅路 – 松村和子

私が残した 置き手紙今頃気づいて いるかしら互いに甘えて 暮らしたらあなたも私も 駄目になる最終切符 握りしめひとり汽車待つ 涙の旅路あなたは世間の 片隅でこの

面影しぐれ – 松村和子

朝からしとしと 降る雨が心細さを また誘う戻るあてさえ ない人を待てばせつない 裏通り泣かないと 決めたのに あぁ決めたのに降るは涙か 面影しぐれ終った恋だと 

明日咲く – 松村和子

つらい時には 泣いたらいいさ涙は笑顔を 連れて来るこころ正しく 生きてるならば天は自分を 見捨てはしない今日はまだまだ 蕾(つぼみ)でも明日咲く きっと咲く 花

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