松尾雄史

  • ひとり横浜 – 松尾雄史

    あなたにすがった 私が馬鹿ね雨の元町 とぼとぼと優しい笑顔に このひとだけとかけてすべてを あげたのにさよならは さよならは ひどすぎるあゝ ひとり横浜 一途なおんなと わらわれたって雨の伊勢佐木 傘のなか諦めきれない あなたのことが命まるごと 捧げたいさよならは さよならは つらすぎるあゝ ひとり横浜 あなたがいなけりゃ 生きられないわ雨の馬車道 灯がゆれる何度も信じて 泣かされたって好きは好き…

  • 寒すずめ – 松尾雄史

    指と指とを からめたふたり別れはいやだと すがったおまえごめんよ倖せ やれない俺さか細いからだが 震えてたすずめ すずめ 寒すずめ誰にはぐれた おまえも一羽 星も見えない 冬空だって瞼を閉じれば おまえに逢えるうなじの白さに そのはかなさに心のつよさを 秘めていたすずめ すずめ 寒すずめ雪に埋もれて 寒くはないか 雪が氷雨に 氷雨が小雨(あめ)に必ず来る春 信じていたね男のわがまま 勝手な仕打ち恨…

  • 信州追分政五郎 – 松尾雄史

    義理と人情の 振り分け荷物肩にかついで 三度笠見て見ぬ振りが できない質(たち)で人を助けて 追われ旅おひけえなすって ホーイ ホイ信州追分 エーエ 政五郎 浅間神社の 清流すくい喉をうるおしゃ せみしぐれ今頃おせい どこぞで暮らす嫁に行ったか 待ってるかおひけえなすって ホーイ ホイ信州追分 エーエ 政五郎 戸板一枚 隔てて親子なぜに逢えない おっかさん祭り太鼓を 背中で聴いてそっと置いたは 黄…

  • 冬子は蛍 – 松尾雄史

    窓辺 粉雪 海辺のホテル別れも言えずに 置手紙ごめんよ 冬子 おまえは 雪蛍俺を忘れて 飛んでゆけひゅるり ひゅるりと 飛んでゆけ 霧笛 波音 歩道のしぶき横顔はかない 涙ぐせごめんよ 冬子 守って やれないで男なみだが 風になるひゅるり ひゅるりと 風になる 指輪 想い出 出て行く船よ明日(あした)も見えない 俺だからごめんよ 冬子 おまえは 雪蛍俺の手のひら 消えてゆくひゅるり ひゅるりと 消…

  • 中洲・那珂川・涙雨 – 松尾雄史

    あなたの面影 心にのこるうわさ追いかけ 訪ねてきたのきっと逢えると 来てみたけれど恋の行方が かくれんぼ中洲・那珂川・涙雨 ふたりが出逢った 屋台でのんでひとりとぼとぼ 探して歩くきっと逢えると 心に決めた五色ネオンも 泣いている中洲・那珂川・涙雨 あなたの思い出 心に抱いて生きて行きます これから先も泣いて涙で みれんをとかす外は情けの 出逢い橋中洲・那珂川・涙雨 人気の新着歌詞 親友 R…

  • オランダ坂に雨が降る – 松尾雄史

    グラス持つ手も 甘い言葉もすべてが すべてが 好きでしたひと目逢いたい あのひとに馬鹿です心が 欲しがるのここは長崎 想い出のオランダ坂に 雨が降る 傘をさしても 濡れる面影涙が 涙が じゃまをする二年足らずの 倖せが滲んで揺れてる 街あかり噂ひろって 港町オランダ坂に 雨が降る 霧笛啼く夜 そっとボトルに名前を 名前を 書いたひとひと目逢いたい あのひとに今さら呼んでも 届かない異人屋敷も たそ…

  • 君のふるさと – 松尾雄史

    君を育てた ふるさとはかすむ島並み 輝(ひか)る海船をかすめて 低く飛ぶはぐれ鴎も 呼びかけるいつかふたりで 行きたいね海風かおる 君の 君の 君の ふるさとへ 海と同(おんな)じ 色をしたホタルカズラの 花が咲く丘へ登れば 見えてくる赤い鉄橋 寄せる波耳をすませば 潮騒が響いてくるよ 君の 君の 君の ふるさとに 君を育てた ふるさとは屋根が重なる 海辺町君によく似た かあさんの笑顔やさしい こ…

  • なでしこの花 – 松尾雄史

    人目ふれずに 小雨に打たれ咲いて哀しい うす紅の花ごめんよ幸せ やれなくて秋もあれから ひと回りなでしこの花 なでしこの花誰に思いを 告げて咲く いつも淋しい 目をして笑うそんなおまえの 笑顔が浮かぶ逢うのが遅いと 悔やんでた今も心に 突き刺さるなでしこの花 なでしこの花抱いてやれない 身がつらい 逃げた幸せ 追う事よりも夢を捜して 暮らしておくれ寄り道ばかりを させながら何もお返し してやれずな…

  • 北の恋酒場 – 松尾雄史

    あゝ あのひと あゝ 気になるここは馴染みの 北酒場ちょっと好みの 男(ひと)がいて今日もなんだか 帰れないグラスで氷が 溶けだして外は粉雪 盛り場通り エエエー 灯がゆれる あゝ あのひと あゝ 気になる恋の予感の 北酒場好きと言えない じれったい言って恥かく こともあるのれんを揺らして 風が吹く春は遠いし お酒は苦い エエエー 夢はぐれ あゝ あのひと あゝ 気になる笑顔あつまる 北酒場誰も仲…

  • 江梨子 – 松尾雄史

    冷たい雨が 降る朝に一人で江梨子は 死んでしまったかわいそうな 江梨子よきれいだった 江梨子よ涙にぬれた その顔を花で飾って 上げましょう だまされたって 傷つかぬやさしい心の 娘(むすめ)だったが大人達が 江梨子よわるいんだぜ 江梨子よ苦しみのない 天国できっとなるでしょ 幸福(しあわせ)に 海辺のお墓 その下で静かに江梨子は 眠っている野菊だけど 江梨子よつんできたぜ 江梨子よ今では逢えは し…

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