真夜中に まわすダイヤル
名も知らぬ 誰かのところへ
誰れでも いいから私と
話して下さい どうぞ
昨日の出来事 そして野球の話
冗談まじりの恋の話
何でもいいの 誰でもいいの
お願い電話は切らないで 切らないで
身の上話はしないわ
傷ついた昔の話も
随分勝手な電話と
驚いているでしょう ごめんね
名前も知らない 男と女だから
過去も知らない そんな二人
少しでいいわ 何でもいいわ
お願い私に囁いて 囁いて
幼なじみの恵子の長電話も
今夜は不思議に 恋しくなるの
少しでいいわ 何でもいいわ
お願い電話は切らないで 切らないで
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止めてよ無理した悲しそうな顔は私と別れる為の恨んじゃいないわ ただ哀れんでるだけ貴方と結ばれる人をBON VOYAGE貴方なしでも 太陽は照るもの貴方など今はも
日のくれのルージュは 毒があるあざみ嘘とお酒で酔わす情もないのにあたいの乳房 故郷(ふるさと)にしてたあんたに悪いと思っちゃいるけど弱虫の啖呵(たんか)は 雨だ
赤い靴 はいていた淫らな娘と ひとは云うけれど色つきの人生を少しばかり夢に見ただけさいじわる女みたいなふりをしてやさしい女なんだとすぐばれるおや指が シャクの種
約束したのに 遅れてきたのは気どってみたから行く先聞かずにだまっていたのはわかっていたから二つのベッドのあいだにあったラジオのついた ナイト・テーブルラジオのつ
私はうたいながらあなたに別れを告げようENTRE TOI ET MOICEST FINIふたりはもう おしまいあなたといても 幸せじゃないの本気よあなた そのわ
花桜花薄紅の一刻の夢に賭ける花儚きゆえに涙さそえど人の心知るや知らずただひらすらに散る狂え狂え愛にまかれて束の間の嵐に身を焦がして狂え狂え愛にまかれて束の間の嵐
臆病な女を 抱きしめて蒼ざめたうなじを あたためてかもめたち ぽつりと 振り返る宝石に映った 朝陽を見るだから 愛してくれますか私の頬が 染まるまでだから 愛し
遠賀川 土手の向こうにボタ山の三つ並んで見えとらす信ちゃん 信介しゃんうちはあんたに逢いとうてカラス峠ば 越えて来た そやけん逢うてくれんね 信介しゃんすぐに田
これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛だって淋しいものよ 泣けないなんてそっと涙でほほを 濡らしてみたいわひとりぼっちの部屋の ベッドの上でちょっとブルーな恋の
春を待つ人は 花を恋うる人頬(ほほ)をやさしく 撫でてゆく青春の 想(おも)い出(で)いつまでも いつまでも 香り立つから夏を待つ人は 海を恋うる人白い雲わく
だから いま いま いま 愛してるいまだけの恋なら いますぐに燃やしていまだけの人生 踊ってタンゴ夜が明けたら 恋は死ぬのよ何も言わずに アディオス アモール明
次のシグナル 右に折れたらあの暗い窓が 私の部屋寄っていってと もう何度も心の中では 話しかけてるけれど車は 走りつづけるあなたは ラジオに気をとられるせめて
スウィート・ジェニー・リー可愛い娘よ 南の娘よスウィート・ジェニー・リーあの娘がいとしいとて鳥も唄う スウィート・ジェニー・リーうるわしきみすがたきよらかなほほ
夜明けの光が 窓にさすころあなたは この部屋を そっと出てゆく別れの涙を 見られたくないからねむったふりをして 指を噛んでる愛するだけでは 生きて行けないだけど
日本恋しや 日本恋しやかりそめにたちいでてまたとかえらぬ故郷とおもえば心も心ならず涙にむせび眼もくれ夢うつつともさらにわきまず候えどもあまりにことに茶包み一つ信
雨の街を 傘もささず濡れて歩く あなたとふたりこんなふうに 肩をならべ歩くことも もうないでしょうああ 今夜かぎりのふたりなら黙っていてほしい 今はHand b