松前ひろ子

恋月情話 – 松前ひろ子

影でいゝのよ あなたの影で
重ねりゃ一とつに なる二人
おんなにうまれて 笑顔でつくす
そっと背中に 寄り添えば
川面にゆれてる 恋の月

深くなっては いけないひとゝ
馴染んでいつしか 深い仲
大事なあなたを 命にかえて
野暮な苦労は させません
くらしはわたしが さゝえます

もしもわたしが 死ぬよなときは
あなたの名前を 呼ぶでしょう
握ってください この指 この手
闇の浮世は せつなくて
一羽じゃとべない 都鳥

人気の新着歌詞

追分酒場 – 松前ひろ子

霙(みぞれ) 北風 しばれる夜はいても立っても いられぬわたし夜通し沖見て あんたの船の無事を祈って いるくせに互いに顔見りゃヨー 互いに顔見りゃヨー意地を張り

人生ふたり旅 – 松前ひろ子

人が生きると 言うことは夢を担いで 歩くこと苦労坂 苦労坂越えて明日へ 辿り着くこれが二人の 旅路ならどんな運命も いとわない罪も無いのに 容赦なく風の無情が

湯の町ふたり旅 – 松前ひろ子

涙分け合い 生きて来たやっとひと息 人並みに胸に嬉しさ 込み上げる…白い湯煙り ゆらゆらと揺れて優しい 湯の町ふたり旅別れ話も 二度三度笑い話よ 今ならば記念写

萩みれん – 松前ひろ子

支えを失くした この胸にせせらぎしみます 藍場川(あいばがわ)きっとあなたを 忘れると何度も何度も 決めたのに…別れてひとり 萩の町女の弱さか また泣けるあなた

春暦 – 松前ひろ子

あなたの瞳の ぬくもりが優しく沁みます 女の胸に嬉し涙で 肩寄せ合えば揺れて恥じらう 紅の肌夢がふくらむ 春暦無駄ではなかった まわり道ようやく見つけた 幸せ灯

夫婦歩き – 松前ひろ子

苦労するなら この人と決めてあなたに ついてきた「よろしく頼む」「頼みます」人生雨風 茨道ふたりして一歩ずつ 歩いて行きます人の良さそな 笑い顔心安らぐ あなた

豊後巡礼 – 松前ひろ子

襟におくれ毛 湯上りの肌にほんのり 薄化粧豊後巡礼 いで湯町別府(べっぷ) 湯布院(ゆふいん) 九重(ここのえ)の湯おんな磨きの 旅ならば人が見返る 宿浴衣(や

夫婦草 – 松前ひろ子

あなたと一緒に 死んでもいいわ二人の明日(あす)が ないのなら幸せ探し 夢探したとえ苦労の 川だって耐えて生きたい 水鏡あなた、好きよ、どこまでも…夫婦草冷めた

花街一代 – 松前ひろ子

器量がいゝから 芸者になれとあけて十五の 旅だちでした浮世いろはの 花街で芸をみっちり しこまれていつかなじんだ 夜の水あゝ神楽坂 おんなの灯(ひ)がゆれるわた

はなむけ祝い唄 – 松前ひろ子

夕陽の小みちで 手と手をつなぎ並んだ親子の 影法師花嫁姿に 心はしぐれ幼い月日が 目に浮かぶ娘の門出に はなむけ祝い唄金襴緞子の 帯しめながら花嫁御寮は なぜ泣

夫婦ばなし – 松前ひろ子

夫婦(めおと)って 愛ですねあなた仲が良いとか 悪いとかちいさな お話ですね人生死ぬほど くるしいときは身代わり覚悟も できているそれがあなたと わたしですね夫

北のおんな物語 – 松前ひろ子

うつむきかげんに 咲いてるおまえは黒百合みたいだと 抱きよせたせつなくて ただ腕のなか聞いていたのよ 波の音北のおんなが いのちがけ絞るよな 恋をしたそれが そ

初孫 – 松前ひろ子

梅の小枝で うぐいすが初音聞かせる 声よりも待っていました 初孫のめでためでたの 産声を祝う我が家に 春が来た笑顔 やさしい おひな様強く元気な 鯉のぼりどちら

愛につつまれて – 松前ひろ子

たとえば私は 炎の鳥かもしれない姿 気高い 女神の手から歌の翼を 授かったのよさあ 唄いなさいと涙はしあわせの 裏返し天国・地獄を 見てきたわ愛につつまれて 私

夫婦スキスキ… – 松前ひろ子

おまえの どこに 惚れたのかいのちをあげると 言ったじゃないの若い日のきれいなだけの 人生に愛と 苦労を 織りこんで夫婦スキスキ なみだが熱いわたしが前に 三歩

こころ酒 – 松前ひろ子

泣いて甘える あなたがいたら耐えてゆけます 辛くともそんな女の ひとり言酔って淋しさ 忘れるように呑みほしましょうか呑みほしましょうか こころ酒雨ににじんだ の

大阪無情 – 松前ひろ子

さよなら さよならさよならなんていやですとすねたあの娘(こ)の泪(なみだ)が背中にからむ水の都(みやこ)の とまり木づたい呑む酒は 呑む酒は吐息まじりの 大阪無

これから峠 – 松前ひろ子

伜に嫁きて 娘も嫁(い)っただども俺たちゃ まだまだ若い日向ぼっこを 決めるより風に向かって 歩こうじゃないかまだまだこれからだ まだまだこれからだこれから峠の

城ヶ島雨情 – 松前ひろ子

好きで別れた 人ゆえにいまも消せない 面影を利久(りきゅう)ねずみの雨は女の なみだ雨愛に引かれて 想い出をひとり訪ねる 城ヶ島たとえ再び 逢えたとて過ぎた月日

祝い船 – 松前ひろ子

晴れの門出の はなむけに唄に踊りに 手拍子を今日はめでたい 心の船出辛いこの世の 荒波越えてドンと漕ぎ出す 祝い船今度港に 着くときは子舟孫舟 連れて来い今日は

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