村上幸子

北の港のみれん船 – 村上幸子

北の港の 桟橋に
あなたがつないだ みれん船
このまま雪に うずもれても
錆びてほろびる さだめでも
小指に巻いた まっかな糸は
涙 涙 涙なんかじゃ ちぎれない

寒さつのれば なおさらに
あなたが恋しい みれん船
ぬくもりほしい 酒なのに
酔えば酔うほど 凍るよな
汽笛が胸を ひきさく酒場
涙 涙 涙ほしがる 唄ばかり

春を夢見る カモメより
あなたを待ってる みれん船
氷の海が とけたって
戻るあてなど ないけれど
生きてるかぎり わたしのあなた
涙 涙 涙かれても 信じます

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女の旅路 – 村上幸子

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京の川 – 村上幸子

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笹舟 – 村上幸子

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酒場すずめ – 村上幸子

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恋のわかれ唄 – 村上幸子

越路(こしじ)の里に舞う風花はどこかしあわせ 薄い花あなたと別れた旅路の果ては耳をすませば瞽女うたがあゝ……聞こえます明かりの帯をひきずりながら闇を流れる 汽車

花ぬすびと – 村上幸子

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男なんてが くちぐせのばかな女が 恋をしたどうせ今度も 駄目なのと笑いとばして 見たものゝ信じてみたい もう一度そっともらした 一人言二度といやだが くちぐせの

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恋小舟 – 村上幸子

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こころうるおい夢本線 – 村上幸子

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