村上ユカ
オリオン – 村上ユカ
オリオンが空に輝く季節は
澄んだくうきのなか あなたに会うよ
月の灯りだけランタンにつめて
夜の公園で待ち会わせよう
あなたと過ごした時間を知るのは
空に浮いている三日月の傾きで
もしも世の中にかみさまがいるなら
もう少しだけ しあわせを
渡り鳥が北へ飛びたって行った
もうすぐこのコートもいらなくなるだろう
オリオンが溶けてあさつゆになるころ
耳もとに吹いた天使の風
長かった冬ももうすぐ終わるから
花時計の前でまた会いましょう
オリオンが空に輝く季節は
澄んだくうきのなか あなたに会うよ
月の灯りだけランタンにつめて
夜の公園で待ち会わせよう
あなたと過ごした時間を知るのは
空に浮いている三日月の傾きで
もしも世の中にかみさまがいるなら
もう少しだけ しあわせを
渡り鳥が北へ飛びたって行った
もうすぐこのコートもいらなくなるだろう
オリオンが溶けてあさつゆになるころ
耳もとに吹いた天使の風
長かった冬ももうすぐ終わるから
花時計の前でまた会いましょう
青い月が空の碧に とけるころには きみもねむる長いまつげがまっすぐに 影を落として 胸にささる僕が君にひかれたのは 痛いくらいに純粋だから眠ったまま のばした手
わけもなく悲しい時は 歌をうたってみるのためいきをつく時間さえ 消してしまうためこれ以上考えると 歩く事も恐くて風もないのに 風の音 それは胸の中ひろった小石で
季節を乗せた風は舵をとりながらあそこの十字路で見失う飛び立つ事を知らない 小さなこのハネは嫌いじゃないけど どこかもどかしいよ真実は指先で 切り裂ける言葉よりも
あなたがいなくて一日は長く目覚めているのに 眠ってるようです更けていく街に 見上げた満月プラタナスの実に 少し隠れてる今ここに立っている私 心はちぎれそうまるで
夜の道のんのんと手をうしろ組みながら(歩いてたら 歩いていたら 突然!)欲しいものひとつだけいいなさいかなえよう(風がいうの 風がいいます!)無視しても ついて
カプチーノ飲んでめざめたよ 雲のようなミルクくちびるに窓をあけたら曇り空 雪が降りそう電線の上凍えてる 名前も知らないコトリたち窓をあけたら寒い風 雪が降り出す
ストーブ燃やす 真冬の部屋でぐるぐる巻きのマフラアでプリンを食べる まるいスプーンは世界をさかさまに映す窓にでたらめの文字で書いたらキミは気付くかなスキと書いて
「おかえんなさい」って言葉 ひさしぶりに聞いたあそこのネコのなき声かも 知れないけど駅前のカレー屋の においがしてる今日は道草しないで おうちに帰ろうあの頃の僕
よく晴れた朝には 素直になれるんだいつもすねて 謝れなくって ごめんねありがとうのこころ きみに伝えたい言葉じゃなくて、なんとなく そう feel like s