木箱

回想する – 木箱

いつか見た風景 そっと目を閉じて
降りしきる雪に そっと寄り添う
心に残った氷の粒
少しずつ溶かすように

回想する

この世界から逸れてしまった
何も見えず一人きり
もがいたあの日々
太陽の光も 溢れ出る水も
遠い幻みたいに
いつしか時が過ぎて

変わらない風景 そっと目に浮かぶ
戻れない時を そっと懐かしむ
心に残った氷の粒
少しずつ溶かすように

回想する

この世界から逸れてしまった
何も見えず一人きり
もがいたあの日々
喜びは溢れる 前を向き歩く
手をたたく 春が来て
また新しい光を浴びて

「時は止まらない」
「今は一瞬」

あの時があって
いまのボクが存在する
形成されたこと

「忘れないで。」
ボクたちはいつも
目に見えない力に
守られて生きている

ふと思い出すよ あの日々のことを
永遠の宝物 それぞれの記憶

この世界から逸れてしまった
何も見えず一人きり
もがいたあの日々
太陽の光も 溢れ出る水も
遠い幻みたいに
いつしか時が過ぎていくよ

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