木根尚登

  • レイニーブルースが聞こえる – 木根尚登

    何度別離を言いかけて止めただろう君の優しいその瞳が辛くて愛して欲しいと胸が淋しがるように雨が降っている心の中に Woo心の中に Wooああレイニーブルースが何処からか聞こえる 自由という名の傘をくれないか何も縛られず暮らせるものなら君はくちづけを愛の始まりだと思った僕はくちづけを愛の終わりと感じた Woo終わりと感じた Woo運命のいたずらにふたりはぐれて いつか幸せに抱かれた毎日が僕を戻れない孤…

  • ポニーテール – 木根尚登

    苦しかったね 苦しいはずだったあの頃はそんな事も気づかずに痛む胸や 届かない両手さえもまだ途中だって 楽しんでるんだって…. ほそい拳と うすい胸とで背を向ける勇気に酔いしれた傷つくことも 傷つけることさえもあの日の僕はおなじだった 退屈そうな顔で笑いながら心のどっかで慌てていたこんなんじゃないって思うばかりでカッコ悪いコトばかりだった 愛は手軽で 手軽な感じで朝から晩まで抱き合って過…

  • GATE – 木根尚登

    サイテーだな こんなコトで泣いちゃうなんて「どうだっていい。」なんて 言っちゃてんのかい?カンタンな「GIVE UP」を ナン回もナン百回も口グセみたいに 言ってんだな 今日やって来たチャンスが どっか行っちゃうともうチャンスはナイ なんて嘆いてる毎日そんなモンは やって来てんのに気がつかないだけなのに ずっとずっと 追いかけたことずっと 信じたことぜんぶ抱え込んで ひらく君のGATE すっげェイ…

  • 中野グラフィティ – 木根尚登

    「カラージーンズで揃えようネ」って云ってたくせに君だけサテンのパンツだったね「あれ?そうだっけ?」なんて恍けて云ったっけ俺達 わざわざ新宿まで買いにいったんだよサンプラザの楽屋は夢の宝庫だったフレッシュサウンズコンテストの日「それより、少しくらいメイクしたほうがいいよネ」って君はノンキな事を云っていた駅前からバスに乗り 江古田まで行かないかい聞けばこの頃君は リハーサルに遅刻しなくなったそうじゃな…

  • Piano Lesson – 木根尚登

    隣の家(うち)からピアノの音がする柔らかな日差しが眠気を誘うよ 窓辺で背を向ける猫ふり向いてあくび彼女はじゃがいもを剥く日曜の昼下がり 部屋ではよその国のラジオが流れてテレビは音もなく 元気を映してる どこかの家から夕飯の匂いがするささやかな記念日 何もしない記念日 遠くでサイレンの音がする猫の耳はピクピク彼女はシーツを取り込む日曜の昼下がり しばらく続いたピアノのお稽古いつの間にか日は暮れ今日の…

  • 時代を抱きしめて – 木根尚登

    人の波が行き交う交差点 誰も皆無言のままで風の音も車の音も 聞こえないスクリーンの中何を捜し何処へ行くの 見せ掛けの体裁つけて忘れないで思い出して 虹を見た少年の頃 ビルボード見つめ僕は立ち止まる裸になれない苛立ちの中で 時代を抱きしめ夢を求めて迷うことなく裏切りたくない夢の果てまで心と体昨日より明日より……今 ガラスざいく砂の時計 砕け散った恋の欠片を拾い集め思い出して 虹を見た少年の頃 ルール…

  • 高尾駅のベル – 木根尚登

    ねえ、君行くの行かないの今日もまた 引き返すんだ二月の朝 白い息下りのホームで麦を踏むまだベルは鳴っている まだベルは鳴っている ねえ、君やっぱり言えないの気持ち隠し 黙るんだ真夏のホーム 蝉時雨つめたいラムネも 汗をかくまだベルは鳴っている まだベルは鳴っている ねえ、君どうしてそんなに酔いつぶれてしまったの秋の夜長も 明けてきたホームのそば屋もそろそろ開く頃まだベルは鳴っている まだベルは鳴っ…

  • 八王子メモリー – 木根尚登

    かあさんと歩く夕焼けは手をつないだ帰り道はやくお家に帰ろうよカラスと一緒に帰ろうよ バンド仲間とのオレンジロードカーリーヘアとロンドンブーツトボトボ歩くその先にたしかなものは何もない あいつの云ったあの一言胸に刺って抜けません忘れたいのに思い出すこぶしを握る長い影 肩と肩よせて たそがれてこのまま夜まで あるこうか君のお部屋に帰ろうか言葉とぎれる八王子 夕焼け小焼けの八王子 人気の新着歌詞 ホント…

  • 立川の空 – 木根尚登

    人は野に杭を打ち 柵を立てる人は空に線をひき 鳥をも縛る人は名を高めようと 闇の底へ人は情けに竿さし 深みにはまる 人の世は悔いばかり あと戻りできぬ人の欲は膨れあがり はじけて消える人の気を引こうとして 道化を演じ人の噂絶え間なく 千里を駆ける no no weep no more tearsno no cry no more pain 人は手をのばし 蜘蛛の糸をつかむ人の上に人は無し なのに仰…

  • 国立マギー・メイ – 木根尚登

    学校をサボッてマギー・メイあなたに会いに行ったマギー・メイ三つ歳上 大人の香り長い黒髪のマギー・メイ 少し大人ぶって ブラックコーヒー啜った壁の棚にはLPレコード あれが全て教科書だったラブ&ロマンス フォーク&ロックそれから少しばかりのピース青春はいつだって ほろ苦い旅レール・フォー・トゥモロウ 隠れてこっそり ハイライトに火をつけた煙より儚い恋だった まるでドラマの一場面だったドリーム&サクセ…

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