木村竜蔵

落蕾~ラクライ~ – 木村竜蔵

枯れた空にまた誰かの夢がひとつ消え
報われない祈りだけがただ彷徨って

眩しいほど鮮やかだと感じてた日々
薄れてゆく剥がれてゆく見る影もなく

想いの強さだけじゃたどり着けないの?

行かないで もっとそばにいて もう少しだけ
散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま
捨てられない未来がここにあるから

旅はやがて沼のように蜘蛛の巣のように
もがくほどに焦るほどに遠ざかっていく

望みがないってだけで逃げたくはない

行かないで もっとそばにいて もう少しだけ
覚めないで 夢の続きを奪わないで
負けられない理由がここにあるから

憧れなら消えちゃいないだろう?
歩き始めたあの頃のまま

行かないで もっとそばにいて もう少しだけ
散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま
行かないで もっとそばにいて もう少しだけ
覚めないで 夢の続きを奪わないで
捨てられない未来がここにあるから

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入道雲 – 木村竜蔵

遠い空にそびえ立つ雲はどれだけ走っても追い越せないでいる過ぎてだけ走ってゆく季節の向こうに僕らが目指してる未来があるなら乱反射 砕けたガラスに写り込んだのは残酷

セレナーデ – 木村竜蔵

正解不正解はすぐに見つけられるんだって『これが答えです』と胸を張る事が難解で少年期過ぎても悪い癖改善出来なくてそれを治してまで君に伝えなきゃと思った月の反射 照

四季 – 木村竜蔵

雪は溶けて待ちわびた彩りの季節に髪を撫でる風も柔らかくなってきてかと思えばもう太陽は待ってはくれないよでもそのスカートは短すぎやしないかい駆け足で過ぎる日々の一

雨薫ル – 木村竜蔵

足早に過ぎ去ってゆくよ 君がいない日々もう慣れたかないくつもの季節が過ぎて 記憶は少し薄れたりしてゆらりカーテンが踊る午後に 灰色雲からの湿った空気忘れかけてた

風の祈り – 木村竜蔵

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とある休日 – 木村竜蔵

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モトクラシー – 木村竜蔵

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舞桜 – 木村竜蔵

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ふわり – 木村竜蔵

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君を綴る – 木村竜蔵

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薄明光線 – 木村竜蔵

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25時の月 – 木村竜蔵

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新しい風 – 木村竜蔵

鈍色の空に切間が森の木々が目を醒ますもう一度旅に出てみようか僕を取り戻す旅に錆びた車輪はぎこちなくギシギシと痛むけどペダル踏む度胸の奥新しい風が吹くなびかせた夢

紡ぐ – 木村竜蔵

あなたの声が聞こえる姿は見えなくても土の中で雪の中で確かに息衝いてる踏まれても踏まれても何度も立ち上がる麦のように強い願いはこうして今僕らの手元にたどり着いた巡

海の淵 – 木村竜蔵

水晶体の向こう側に誘われるように墜落した海月になって沈んでゆくよ時には光も届かないほど深く深く君の中へ溶けていくようにねぇハニーねぇハニー甘く冷たい夜の真ん中で

君に出会える街 – 木村竜蔵

靴の底心地よい振動街中を走るノスタルジア君が好きだった小説のモデルになってた喫茶店商店街に続く石畳の坂道ふたり歩いた時間が色を取り戻すそうここは君に出会える街道

うたかた – 木村竜蔵

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太陽の戯れ – 木村竜蔵

近づく高気圧に シャツの袖もまくり上げ生ぬるい潮風も 君を思い出すスパイス去年のまさに今頃 見慣れない海岸線過去最高気温が 僕らを夢中にさせたよ交わる吐息の中で

夏の夢、君は幻 – 木村竜蔵

空に咲く花火がほら 消えても焼き付いてる夜空が焦げた匂いに 記憶のドアが開く日常を少し離れ ぬるいビール片手に虫の歌だけが響く 夏草に誘われて君の幸せ願ってたつ

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