木村竜蔵

  • 落蕾~ラクライ~ – 木村竜蔵

    枯れた空にまた誰かの夢がひとつ消え報われない祈りだけがただ彷徨って 眩しいほど鮮やかだと感じてた日々薄れてゆく剥がれてゆく見る影もなく 想いの強さだけじゃたどり着けないの? 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま捨てられない未来がここにあるから 旅はやがて沼のように蜘蛛の巣のようにもがくほどに焦るほどに遠ざかっていく 望みがないってだけで逃げたくはな…

  • アクアリウム – 木村竜蔵

    懐かしい気分で目が覚めたよ夢の中僕は青い世界を大きな手を握って眺めていた 泳いでる魚になりすまして目の前の背中を追いかけたよただはぐれないように ああもう一度光り揺らぐ頃に包まれて漂えたら また逢えたら ああいつの日か光り揺らぐ場所で水の音に酔いしれたら また逢えたら 人気の新着歌詞 入道雲 – 木村竜蔵 遠い空にそびえ立つ雲はどれだけ走っても追い越せないでいる過ぎてだけ走ってゆく季節…

  • 涙の花 – 木村竜蔵

    退屈な話に笑顔見せて眉間に皺寄せて親身なふり不器用な振る舞いに憧れてそのわりに器用さを武器に生きてる ひとりが好きなのに孤独は嫌い時には誰かと騒いでみても満ち足りているのに乾いていて心だけは上手く操れない いいんだよそれでいいんだよ君だけじゃないから 迷いながら選びながらずっとひとりで歩いてきたんだね悲しみにすら慣れてゆくそれも強さと言えるのならいいんだよそれでいいんだよ 誰からも嫌われたくないか…

  • 迎えにゆくよ – 木村竜蔵

    この街の速度にもう慣れたつもりで歩いてたけど移ろう季節の便り気付けば思い出をくすぐるように 潮が香る駅にベルが鳴り響いて離れる手と手ガラス越しの君は鼻を赤く染めて不器用に笑っていた 帰れないよ僕はまだ帰れないよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの場所笑って逢える日まで ここで生きる そう決めたから 高層ビルからのやけに煌びやかな夜の向こうに見えるはずもないけど君が住む街まで見えそうな気がしたん…

  • 約束の鐘 – 木村竜蔵

    出会い別れを繰り返して見つけたんだ壊れかけてた時計の針が動き出したよ 小さな恋が大きな愛にふたつの灯火が今ひとつに 鐘を鳴らそう 君の中に潜んでる悲しみすべても抱きしめたら 歩き出そう 幸せへと続く道を 日々を重ねて思い出とか増えた今もすこし照れるけど運命だとさえ思える どんな未来でも君を守るよこれからは繋いだ手の為に 鐘を鳴らそう 僕の中に生まれた優しさすべてで抱きしめるよ ふたりだけの愛の音色…

  • 夏の夢、君は幻 – 木村竜蔵

    空に咲く花火がほら 消えても焼き付いてる夜空が焦げた匂いに 記憶のドアが開く 日常を少し離れ ぬるいビール片手に虫の歌だけが響く 夏草に誘われて 君の幸せ願ってたつもりがどうやらそれも嘘だったみたい今さら君を抱きしめたくても交わることのない未来 会いたくなったよ 忘れられないよ甘くて切ない風の匂い真夏の夢に浮かんだ君の幻はあの日のように 笑いかけてくれるのに 提灯の明かりよりも やわらかい灯火を消…

  • 太陽の戯れ – 木村竜蔵

    近づく高気圧に シャツの袖もまくり上げ生ぬるい潮風も 君を思い出すスパイス 去年のまさに今頃 見慣れない海岸線過去最高気温が 僕らを夢中にさせたよ 交わる吐息の中で 恋は加速して 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像焼けた肌濡れた長い髪 色褪せずに やけに白い砂浜 背中に踏切の音違うのはただひとつ 隣に君がいないだけ 夏の終わりより早く 恋は燃え尽きて 去り際に君がつぶやいた 「またね」の意味なんて…

  • うたかた – 木村竜蔵

    夢を見てたみたいあまり覚えてないけどあなたがいる景色だけ鮮明で もう一度目を閉じる足跡を辿ってもさっきまでの世界への入り口はなくて 恋になれず愛と呼べずそれでもただあなただけ探してる 手の届かないもの欲しがるのは悪いこと?叶わないから諦める それもいいけどね 恋になれず愛と呼べずそれでもただあなただけ忘れない あなたは私のことどれだけ知っていますか? 恋になれず愛と呼べずそれでもただあなただけ今で…

  • 君に出会える街 – 木村竜蔵

    靴の底心地よい振動街中を走るノスタルジア 君が好きだった小説のモデルになってた喫茶店 商店街に続く石畳の坂道ふたり歩いた時間が色を取り戻す そうここは君に出会える街道の間を線路がひしめく街水彩のやさしさ滲むように胸の中温もる街 遠くの方で太鼓の音誰もが心を踊らせる ビルの隙間に埋もれてた無機質な日々も光と風の匂いに色を取り戻す そうここは君に出会える街旅客機がすぐ真上を飛び交う街見上げた空は同じは…

  • 海の淵 – 木村竜蔵

    水晶体の向こう側に誘われるように墜落した 海月になって沈んでゆくよ時には光も届かないほど 深く深く君の中へ溶けていくように ねぇハニーねぇハニー甘く冷たい夜の真ん中でねぇハニーねぇハニー息を潜めたままひとつになる 月の明かりが波に揺れてふたりの静寂に届いたとき 誰にも見つからないように華やぐ珊瑚をすり抜けたら 深く深く海の淵へ逃げてゆくように ねぇハニーねぇハニー高鳴る鼓動に身を委ねながらねぇハニ…

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