春野寿美礼

忘れられない – 春野寿美礼

あの唇が 忘れられない
最後に ほほえみ
死んでいった 青ざめた唇が

あの掌(てのひら)が 忘れられない
最後に この手を
握りしめた なめらかな掌が

愛し愛され その愛ゆえ
その愛ゆえ あいつを死に追いやったとは

わたし わたしが
愛したゆえ
あいつを救えなかったのだ
この私が!
あの唇 あの掌
忘れられない
決して…
忘れられない!

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瞳をとじて – 春野寿美礼

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時の流れに身をまかせ – 春野寿美礼

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時の流れに身をまかせ ~パート2~ – 春野寿美礼

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未来へ – 春野寿美礼

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Cocktail-カクテル- – 春野寿美礼

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前山にて – 春野寿美礼

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異邦人 – 春野寿美礼

子供たちが空に向かい 両手をひろげ鳥や雲や夢までもつかもうとしているその姿は きのうまでの何も知らない私あなたに この指が届くと 信じていた空と大地が ふれ合う

ハナミズキ – 春野寿美礼

空を押し上げて手を伸ばす君 五月のことどうか来てほしい水際まで来てほしいつぼみをあげよう庭のハナミズキ薄紅色の可愛い君のね果てない夢がちゃんと終わりますように君

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