春日八郎

足摺岬 – 春日八郎

つらい別れも 男であれば
涙見せずに 行く俺だ
土佐の高知の あの娘(こ)の声が
呼んで 呼んでいるよな 足摺岬(あしずりみさき)

思い残せば 港もかすむ
揺れるマストに 風が鳴る
胸に形見の かんざし抱いて
つきぬ つきぬなごりの 足摺岬

鯨潮吹く 潮路をはるか
涙こらえて 行く俺だ
恋も情(なさけ)も また逢う日まで
捨てにゃ 捨てにゃならない 足摺岬

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郭公啼く里 – 春日八郎

山の里なら 淋しいにましてかっこうの 啼く日暮れ俺ら一人を 置き去りに行ってしまった 憎い娘よ遠い都は あの辺り去年祭りに 二人して買ったショールの 後影行かせ

旅の燈台 – 春日八郎

どうせ波間の 渡り鳥啼(な)き啼き行くのが 旅ならば呼ぶな他国の 燈台あかり男瞼が なお濡れる海の暗さよ 夜(よ)の寒さマストが揺れれば 身も揺れる裂いて捨てよ

妻恋峠 – 春日八郎

もろいはずでは なかったが今の別れにゃ つい負けたやぼと知りつつ あとふり向けば空(から)の荷ぐらにゃ 月ばかり小諸出て見ろ 浅間の山にきょうも三筋の けむり立

俺と影法師 – 春日八郎

花の故郷(ふるさと) 出たときはエエ 出たときははずんでいたっけ 影法師今じゃ巷(ちまた)の 坂道を泣いてよろけて 口笛もいつか忘れた 忘れたなァ遠いあの娘(こ

別れの波止場 – 春日八郎

そんなに泣きたきゃ 泣くだけお泣きあとで笑顔に 変るなら 変るなら俺とおまえにゃこれが別れだ 最後の夜だああ やがて霧笛の 鳴る夜だそんなに行きたきゃ 行こうじ

月の嫁入り舟 – 春日八郎

舟がゆくゆく 嫁入り舟が祭り囃子の その中をおさななじみが 思いをこめて打てば太鼓も月の流れを 泣いて行く木の実ふるふる 社(やしろ)のかげできいた子守の 唄の

居酒屋 – 春日八郎

情をかけて はずされてひょろりよろけた 裏通りどうした どうした 意気地(いくじ)なししかりながらも やりきれず居酒屋の あかりへすがりにきょうも来る昔の俺と 

青い月夜だ – 春日八郎

波止場(はとば)離れりゃ 未練は捨てな陸にゃ住めない 海の鳥あすはどこかの 異国の港待っているだろ 一夜(ひとよ)の夢が青い月夜だ 甲板(デッキ)で語ろ呼んでい

男の舞台 – 春日八郎

男素顔を 化粧にかくしゃ浮かれ舞台の 幕があく花よ花よと もてはやされてきょうもせつなや 舞扇恋に生きよか 芝居に死のか乱れ心に 夜の雨役者稼業(かぎょう)に 

街の燈台 – 春日八郎

夜の巷(ちまた)の 小ぬか雨なぜに男の 胸濡(ぬ)らす流れ流れの しがない生命(いのち)せめて一夜(いちや)は 愛の灯(ひ)に折れた翼に 風が吹くそんな気がする

ギター流し – 春日八郎

春が来たとて 行ったとて旅の流しにゃ 知らぬことギター泣かせて 俺も泣くどうせはかない 恋の歌好いちゃいけない 好けぬ身はいっそせつない 胸のうち閉じた瞼(まぶ

夜行列車 – 春日八郎

夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ今 故里を 過ぎてゆくあそこだよ あの山のふもとだよおふくろが妹が 住んでいる夜行列車よ 汽笛ならせよゆれて ゆれて ゆれて

ロザリオの島 – 春日八郎

静かにひびく 鐘の音(ね)に君をいとしむ 夜の海二度と逢えない 微笑みは銀のマリアに しのぶだけさよなら天草よ ロザリオの島涙でつづる 思い出は好きとはじめて 

母の便り – 春日八郎

暗い夜業(よなべ)の 灯(ひ)の陰にそなた案じて 筆とり候秋の祭りの 太鼓の音も一人わび住む 母なればなまじなまじ なまじ白髪(しらが)のますのみに候結ぶ夜毎の

大阪の灯 – 春日八郎

そぞろ歩きの 心斎端(しんさいばし)でいとしき君の 面影(かげ)慕う男心に しみついたたった一度の 思い出を秘めて大阪 灯(ひ)がともる好きというのも もどかし

雪国の女 – 春日八郎

雪深い北国のちいさな ちいさな宿だけど別れたやつに そっくりな着物の女が 酒を注ぐ外はしんしん 雪が降る夢もしんしん 凍りつく好きだけど 今は駄目よと……雪国の

波止場で待ちな – 春日八郎

「ほれてた」なんて 本当かいお前の涙を 初めて見たぜ強いようでも やっぱり女行っちゃいやだと胸にすがった 手が痛い「死ぬ気だ」なんて 本当かいお前の弱気が おい

寒流 – 春日八郎

海の暗さが 侘(わ)びしゅうてならぬ風は冷たく ほほたたく胸に浮かぶは あの娘(こ)の港ほれて ほれてほれていりゃこそ 思い出す波が牙(きば)立つ 寒流はるか行

苦手なんだよ – 春日八郎

お客さんに せがまれて 唄ったよ生まれ故郷のあの唄(うた)を唄っているうち 恋しくなってじんとじんと じんとじんと瞼が熱くなり思わず泣けて しまったさ縄(なわ)

故郷は遠い空 – 春日八郎

熱い涙に頬を濡(ぬら)し じっと見つめてる忘れもしない 淋しいひとみ何故にこうまで 故郷は遠い雨の都の片隅は 片隅は暗い嘆(なげ)きの 夢ばかり誰が忘りょう 指

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