春ねむり

  • パンドーラー – 春ねむり

    きみを貫いた孤独が連なって光るワンルームはpalace風が彼方を呼んできみはそれを聞く揺れるワンピース こぼれるブルー 点と点をつないで開ける世界は瞬き連綿と繰り返すいのちは仮縫のまなざし 凛とたたずんだ孤独だけがあるうたうパンドーラー剥がれるガーゼが忘れさせない傷をうずかせる焼きつけられた記号はrude 永劫を回帰してきらめく世界を見つけてエンドレスを引き受ける破壊は創造のはじまり その胎を裂い…

  • セブンス・ヘブン – 春ねむり

    ここが天国だって思ったきみの瞳がとてもきれいだ それだけでよかった 片方だけのイヤリング失くしたいくつかを大事に持ってたいつかのノスタルジー たぶん夢じゃない 愛憎だけじゃ足りなくてフラッシュ焼きつけたファンタジーあんなに痛かったのにもう夢みたい ここが天国だって思ったきみの瞳がとてもきれいだ それだけでよかったここが天国だって思ったきみの体温がとても柔らかかった それだけでよかった ワンルーム …

  • 春雷 – 春ねむり

    名前も価値も意味も要らない息もできないくらい燃えていたいただ魂だけが叫んでいるいま 愛を定義づけるとしたらそれはきみがここに在るということ神さまだって鳴らせやしないぜきみだけが光っている 春雷轟けよ愛こころが目覚めて世界中あふれるそんなラブソングがうたいたいぜ!yeah! I生きていたいやいのちが目覚めて世界中かがやく新しいラブソングがうたいたいぜ!yeah! 地中の深くに潜っているきみにだってき…

  • ゆめをみている(deconstructed) – 春ねむり

    嘘みたいに晴れた日強すぎる陽射しに揺れる景色ベイビー・ブルーに染まるいのち精神も曖昧に在る瞳 低気圧でぼくも街もざわつく始発電車でひとが死ぬ戦争がはじまるねって言ったきみの横顔思い出す街角 花ひらく朝顔 横目にぼくは見た 墜落する飛行機の白昼夢永遠のループに落ちたルービックキューブみたいに ほらはじまってる3つ目の戦争今日もひとが死ぬ どこが天国? ずっと ずっと ゆめをみているすっと ふっと 消…

  • 森が燃えているのは – 春ねむり

    箱庭くずれの掃きだめで馬鹿が虚構を積みあげる札束食べて肥えた赤ん坊並べて遊ぶ高層ビル 外苑前まぼろしの宇宙船置き去られ飢えてく野良猫帰る家のないもののけたち切り倒されたユグドラシル 魂とガソリン詰め込んだガラス瓶握りしめ歩いてる腹の奥マグマが揺れて青い炎あつくてたまんないぼくは今夜すべてを壊したい Who the fuck is burning the forest? コードはレッド耳をつんざくよ…

  • Old Fashioned – 春ねむり

    思考を止めて呼吸を止めて他人に委ねて神様ぶって俺には関係ない?(は?)関係ないことなんてあるかよくそったれ 血統書つきのポリティシャンありがたがってるなんてバカじゃん乙女も修羅も飼いならすだけたましいよいますぐうたえ 甘い甘いオールドファッションジャンキーズはいまだダンジョン虹の橋を真っ赤に染める見掛け倒しのクレオパトラ その穴を覗いてみるあたしをサルトルが見てる背筋を伸ばす like ボーヴォワ…

  • シスター with Sisters – 春ねむり

    いつかきみが飛び込んでしまった海をいまはふたりで臨んでいるあの日一度死んできみは鉄の羽根をもつ少女になった 祈りを数えて痛みをやり過ごすその傷を誰も知らないんだろういますべてを壊してしまいたいきみを美しいと思うぼくさえ 震える太陽の吐息が凪いだ世界に波をたてるそのさざめきを拡張する午前4時大気を穿つ叫びをあげて夜が明けるもうきみを死なせたくない ねえシスターいま火を放って 燃えあがる水平線に包まれ…

  • あなたを離さないで – 春ねむり

    いつかママがあなたを怒鳴ったときに隠したこころのかけらをいまでも捨てられないで泣いている息をするように泣いている なにもかもを感じたくなくなるような午前2時世界中の叫び声が聞こえて耳を塞ぐ術をあなたは知らないいのちはひとつも都合がよくない だけど、でも、だって。矛盾だらけの愛で以ってここにたしかに灯ってる(うたがある) あなたが生きる今日に悲しみは名もなく果てなくてここにそれでも灯ってる(うたがあ…

  • そうぞうする – 春ねむり

    ヴィーナス・オン・ザ・ストリート傘を掲げて立っている雨が降り続けているのをぼくはブラウザ越しに眺めている 1312 打ち込んだiPhoneの液晶を叩き割るぼくらにいったいなにがわかる?許された子どもたちが腕を切る もっとはやくもっとはやくもっと死ぬよりはやく生まれ続ける何度もThere is a life about to start わたしはそうぞうする(TOUCH MY YES) 少女A bo…

  • 春火燎原 – 春ねむり

    この胎の奥の奥でいつもないているのは誰名前もなくかたちもなく獣のようにのたうちまわる 朝がくれば滅びを唱え夜には虚無を突きつける生と死の間にあるマグマの海をたぎらせて 地上じゃ使えない羽だけを持っている聖なる列にもぼくの番号はないけれど炎に呑まれて溺れ続けるぼくを憐れんだやつを端から殺してやる きみがくちづけて与えた酸素のかけらでここに在る火は永遠に消えないままだ凍えながら燃え迅る身体だけがつんの…

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