サルトルで眠れない – 早瀬優香子

わかるの 遠い地面の響きわかるの 空が落ちそうなのわかるの あなたの大きな愛わたしは ふわふわパンを焼きあなたのキリンが走るどこからはじまり いつ終わるの？どこ

シンメタリックプリンセス硝子のレプリカントシンメタリックプリンセス真昼のテンプテイション忘れかけてた渚のDeja-vuへようこそスパター模様の壁に　映る人影いつ

2人が出会う場所はいつもミロやピカソのミュージアムじゃなく昼の明るい草の香る日射しの暑いベンチでもないこういうこと あなたは私理解するわけでもなく私を存在させる

やしの木でできてる空港へ自転車にのってわたし行くあおいHotel ワゴンをひきずって平気な顔をして通っていく誰も知らないのLobbyの生活食事は二人分あるのこね

うつろな夕日と とけこんでる汐の音して なんにもない海船つくところに人がいるころがる日ざしを受けとめるMa Maと車で向かう先は marketばらの咲いてる R

噂のあの娘が 街歩けば通り過ぎて行く男達はみんな石になってく瞳の魔術にかかったように1人また1人アスファルトを動けなくなったタイトなミニスカート 胸元危ないシャ