早川義夫

  • 無用ノ介 – 早川義夫

    明日のねぐらは誰が知ろ追われ追われて幾千里この世の罪を背にのせて今日もさびしく去って行くすがる娘をふり払い罪人なのだがまんせと強い言葉を浴びせども心の内には涙雨どうかたっしゃで暮せよと祈って静かに去って行く娘の声を背に受けて見せてはならぬこの涙親の情をふりすてて恋いしい人もあとにおき世間の風の冷たさをくやしと思ったこともある俺は無宿の渡りものどこにねぐらがあるものか人の情をしたいつつ明日はいずこの…

  • 躁と鬱の間で – 早川義夫

    いつか僕の生命が 消えかかる時に僕は何を思って 死んで行くのだろう「ありがとう」なんて言えたなら いい感じで終われるけど「バカみたい」と顔をしかめて つぶやくような気がする一つのことばかり気になってしまい 突然すべてを壊したくなる躁と鬱の間を行ったり来たり 後悔と嫌悪の連続 人に逢うのが怖くて 閉じこもったまま思うように歌が 出来ないんだ心が元気になれたなら どこまでも歩いてゆけるさステキなあの子…

  • 音楽 – 早川義夫

    声を出さなくとも 歌は歌える音のないところに 音は降りてくるぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔存在そのものが 音楽を奏でる 歌を歌うのが 歌だとは限らない感動する心が 音楽なんだ勇気をもらう一言 汚れを落とす涙日常で歌うことが 何よりもステキ 言葉は自分の心を映し出すもの何を語っても叫んでも鏡に映るだけ本当に素晴らしいものは解説を拒絶する音楽がめざしているのは音楽ではない 僕は何をするために 生…

  • 父さんへの手紙 – 早川義夫

    昔 父さんが母さんとデイトした時氷屋の前で父さんが言ったセリフ私は外で待っていますからあなただけ食べて来なさい そんなおかしな父さんが僕は困るけど好きだよ同じ血が流れている ねえ父さん、お元気ですかあれから僕は歌を歌ってます自分の中の手に負えぬ部分や行き場のない悲しみや思いを 何一つわかってないけど美しいものをつかみたくて父さんにも聴いてもらいたくて ねえ父さん、箱根奥湯本にいい温泉があるんだねえ…

  • わらべ唄 – 早川義夫

    三行連続 一行転換三目優勢 五の3に金一行省略 字あまりよっつ五・六の三十 五・二の十悲劇と喜劇に 二・七の十四あなたと私が 私と私男と女に犬に猫三・八 二十四 三・五の十五悲しいことがありました悲しいことがありそうだ悲しいことでいっぱいだ四行連詩に青いバラ私の心と 六・二の十二涙と涙と また笑い白の向うに黒ひとつ黒の後に白みっつ○○は 星と絵本に すみつけて笑いはここにも あるだろう苦しく楽しく…

  • しだれ柳 – 早川義夫

    つれない貴方 もうお別れ弟を抱いた 柳のとこへしだれ柳のもとへ橋のたもとは露に濡れ水はよどんで流れない沈んでいった貴方 人気の新着歌詞 ひまわりの花 – 早川義夫 ひまわりの花 君は手に持って涙を浮かべて 僕にくれた僕も君のこと 好きになっていたもう一度会いたいと 思っていたよ君の住む街まで 車を走らせ誰もいない 真夜中の NHKに捧げる歌 – 早川義夫 あゝ この広き国 …

  • 朝顔 – 早川義夫

    私があなたをみそめた時に空は青く澄み渡り風はフエの音の様にひびくこのままあなたと どこまでも行きたい風にのって丘を走り山を越えて花の園へラララ……私があなたに寄せる思いはなにもかもすべて思い出はこれでおしまいだからもっと いっしょにいたいあの鳥のようにツバサをひろげ高く高く空を昇ろうカモメが飛んでる海を抜けてそこには空も海もないふたりがとけ込む 白い光の中へ消え去る体をみつめながら 人気の新着歌詞…

  • 天使の遺言 – 早川義夫

    死ねなくて 走っているのか死ぬために 走っていたのか天国(そら)から堕ちて 平らな斜面(さか)を転がる ダイスの様に 逃げたくて すがっているのか逃げ切れず すがってみたのか乳房の丘の サナトリウムで心は 震えるばかり 昔天使に もらった手紙を月の灯りで 読み返してみる迷うことが 生きることだと恥ずかしそうに 書いてある あの日天使は 悪魔に抱かれて白いお尻を くねらせたらしい迷うことが 生きるこ…

  • 聖なるかな願い – 早川義夫

    窓の外は太陽をもとめあらゆる茎がまがろうとする雨は花はそして旅は僕をひとりつれてゆく 僕はもううしろを見ない僕の背中はつくりものでない僕のすべてが君にのまれようと古い着物をぬいでゆく 君が見える君が見えるゆれうごく水の城の中に君の君の胸に光る聖なるかな僕の願い 人気の新着歌詞 ひまわりの花 – 早川義夫 ひまわりの花 君は手に持って涙を浮かべて 僕にくれた僕も君のこと 好きになっていた…

  • 知らないでしょう – 早川義夫

    知らないでしょう あなたの帰らない私の悲しい昔のことなぞ足でたばこをふかしながらけむりまででたのですから死んでいるのにいつまで私をみつめているのですか もうそんなに見つめることはない私は空を飛んでいるのですからあなたのもとにはもどりませんよ私はきままなものですから 人気の新着歌詞 ひまわりの花 – 早川義夫 ひまわりの花 君は手に持って涙を浮かべて 僕にくれた僕も君のこと 好きになって…

Back to top button